小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

雪のようなたまごでお店の差別化メニューを

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

全国大雪の警戒で
不要不急の外出は避けてください!

なんてニュースが昨夜から出ていましたが・・・

我が四国徳島県も
朝起きたらバッチリ雪が積もって
たいへんなことに・・・!

うっかりたたみ忘れていた
日よけパラソルも
雪の重みでダウンしていました・・・

やってしまった~・・・

仕事では
今朝からウチの配達スタッフも
準備&対応におおわらわでして、

また列車もバスも止まっているので
生産のスタッフも帰れずに
現在進行形でちょっと大変です。

位置的には“南国のほう”だと思うんですが
年に何日かはちょっと派手に積もるんですよね~。

新潟の大雪ニュースもありましたが、
更に長い期間たくさんの雪が降る
地域は本当に大変だと思います。


さて、
銀世界、雪のような白さ
という感覚。

これをたまごで
演出できたらステキだと
思いませんか?

 

◆食べ物で変わる黄身の色

たまごの『黄身』は、
食べたエサで色味が
左右されることがあります。

たとえば、
トウモロコシを多く食べれば
黄色味が増しますし、

トウガラシやニンジンを多く食べると
赤みが増します。

ほうれん草を食べると緑色に・・・
はなりません。

食べ物の色素には親油性
ものと水溶性のものがありまして、
たまごの黄身に影響するのは
親油性の色素だけ。

いったん肝臓に吸収されて
それから卵黄にうつります。

野菜の緑色な栄養素
アントシアニンは
水溶性の成分ですから
肝臓には行かないんですね~。

同様に、
玉ねぎの皮・茶色ケルセチンや
ソバなんかの黄色・ルチン
緑茶カテキンに紅茶の
テアフラビンなんかも
水溶性ですから、

ニワトリさんが食べても
たまごの色味に影響ありません。

そして、
黄色が強くなるトウモロコシの
代わりに玄米や白米を飼料に
すると・・・

黄身が白っぽいたまごになります。

こうしてみるとずいぶん変わりますよね~。

 

◆白いたまごの価値はスゴイ武器

生の状態だと

「なんじゃこれは!?」

と違和感が先に立ちますが
調理すると・・・

たとえば玉子焼きをつくると

まるで豆腐!みたいな白い料理に。

普通の玉子焼きが写真奥ですが、
比べるとずいぶん違いますよね。

でも味はしっかりとした
たまご本来の美味しい味です。

オムライスも
真っ白になるから、
すごく特別感が出るんですね。

うまく使えば、
ホワイトデーのスペシャルメニューになったり、

ウェディングの真っ白な料理になったり

「白星!」みたいな打ち出しで
縁起かつぎの合格メニューにだってなります。

 

そういえば
中華料理に「淡雪炒め」という
卵白をつかった炒め物があります。

(参照:森永乳業サイト)

雪のように真っ白でとてもステキ
な料理ですが、

もし黄身の白いたまごを使うならば
まったく別のコクや風味で
おどろきが出せる
淡雪炒めになるかもしれません。

ぜひ、雪のようなステキ料理の演出
ご繁盛メニューに
「白いたまご」を応用してみませんか!?

面白いですよ~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム2022年12月23日