データを疑うと、たまご新メニューが見えてくる…!
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
あっという間に師走ですね。
年賀状、来年の干支が気になる時期になりました。
東京商工リサーチが、
来年の干支
『寅年生まれ法人』のデータを公開しています。
“寅年”設立の法人は全国で20万7099社 -東京商工リサーチ
「全国約330万法人のうち、
寅年設立は十二支では最も少ない、6.1%」
「寅年設立の業種別でいちばん多いのはサービス業30.9%」
「寅年の最も古い設立は四国銀行(高知)と百五銀行(三重)」
なんて情報を載せていて、
おもわず「へー。」と
感心してました。
ウチは、法人化して来年で47年
つまりトラの次のウサギ年なんですね。
寅年は、なんで起業が
いちばん少ないんだろう?
何か不況のバイオリズムでも
あるのかなぁ…?
なんて考えていたのですが、
‥‥‥あれ、ちょっと待てよ。
こんな記事、昨年も見かけたな。
…と、調べてみたら
昨年の丑(うし)年の記事
“丑年”設立の法人は全国で20万6,429社 -東京商工リサーチ
ここに、
「全国の約320万法人のうち、十二支では最も少ない6.4%だった。」
って書いてるんですよね。
オカシイな、と思って
さらに調べてみたら
その前の子年も
その前の亥年も
我らが酉年も
「十二支で一番設立数が少ない」
って書いてあるんですね(笑)
どうしてこんなことが起こるのか…??
考えてみたら
毎年年末に
「“来年度の”干支の設立企業について」
書いているわけですから、
残りの11の干支は、
一年分集計された数が多い…
たぶん、そのせい。
つまり、これって
「何の意味も無いデータ」
なわけです。
◆データに惑わされすぎちゃいけない
お遊び的なニュースとはいえ
天下の東京商工リサーチでさえ
こんなリリースを出すんですから
あまり世の中の数字を
うのみにしない方がイイですよね~。
たまごは、百年前の
ロシアの科学者が
出した論文の間違いが元で
「一日一個以上食べない方がいい」
と長らく言われてきました。
今ではカンゼンに
否定されています。
ウサギに卵を食べさせると
高脂血症&高血圧になった…!
という研究結果だったのですが
そもそもウサギは草食性動物で
「動物性たんぱくを分解できない」
事が原因でして、
ヒトでは
さっぱりそんなデータは
出なかったのです。
それで百年つづく迷信となったのですが、
どこかで「あれ?ウサギって…?」
と反証が浸透してほしかったですよね~。
ちなみに国立栄養学研究所の研究では、
一日10個2週間卵を食べ続けても
血中コレステロールは逆に下がる
とのデータもあります。
現在では比較的
理解も進みまして、
「たまごって多く食べても大丈夫なんだってね。」
とおっしゃっていただくことも増えました。
飲食店さんで
たまごを2個・3個と使用した
たまごたっぷり料理メニューも
抵抗なくヒットする、
話題となることが
増えているようです。
ぜひ、あなたのお店で
メニュー作りの際に
ご一考くださいませ~。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。