あなたのSDGs的メニューや商品がヒットするたった1つの理由
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
容器ごと食べられる信玄餅が大人気ですね。
社員や社長ですら食べられないくらい
人気っぷりだそうで、
これはぜひ山梨まで行って
食べてみたい!
そして、
この商品に、SDGs定着の
大きなヒントがありますね。
記事いわく
コレなんで売れてるかっていうと
「SDGsの観点でゴミが出ない」
のが良いんだそうです。
なるほどそうなんでしょうが、
じっさい、それだけじゃぁ
人気にならないですよね~。
それに加え、サクサクで
もっと美味しくなった
黒蜜ときなこも余さず
ぜ~んぶ食べられるようになった。
このあたりが、
とても魅力なんでしょうね。
人は、世のためになるけども
自分のメリットにならない事には
投資をしません。
いや、もちろんSDGsなど
共感と協力は増えていますが
それでもメリット無いのは
ためらいになります。
かつて、
タイヤホイルに付けるだけで
泥はねを100%防げる
カサみたいなホイルカバーが
売り出されたことがあります。
効果はばつぐんで
雨の日なんかには周りに
迷惑かけることがまったく無くなる、
画期的な商品。
みんなが車につければ
ステキな世の中になるぞ…!
とメーカー開発担当者は
自信満々だったそうです。
でも実際は
ま~ったく売れなくて
すぐに終売してしまったとか。
◆おトクさとセットじゃないと浸透しない…!?
なぜなら、買った人に
メリットが無かったから。
これは環境配慮商品の
「マーケティング失敗例」として
10年以上前に聞いた話ですが、
でもまぁ
たしかに分かりますね~。
逆に言うと
「より美味しくなる信玄餅」のように
買う人にもメリットがあれば、
その分コストアップになっても
売れる、という事です。
たとえば、「無洗米」がそうですよね。
これ、米を研ぐ水を出さないので、
とても環境に良いんです。
新発売されたとき、
「ラクするための商品なんて!」
っていう反発の声が
少なくありませんでした。
そこで、全農はじめコメ業界の販売さんは
「環境に良いんです!」「地球を守ろう!」
みたいな環境メリットをつよく打ち出していました。
「手間を減らせる」というメリットへ
“環境配慮”が後押しになったのですね。
結果、ご存知のように無洗米は
スッカリ定着しています。
僕たちがお届けする卵でも、
SDGsとしての取り組み商品
すだち外皮などを飼料にした卵は
昨年ずいぶん問い合わせが増えました。
でも結局、ご採用が増えたのは
取り組みに共感して
…だけじゃなくて
たまごの味がめっちゃ美味しくなっているから。
というのが理由でもあります。
味はおんなじ
でも環境にいい!
…では、
きっと売れなかったでしょう。
『より美味しくなる』
これは
次の環境型商品にとっても
絶対条件だと思ってます。
お客さんにメリットが多くなる
プラス、
環境や世のためになっている。
こんな発想を忘れないようにしたいですね。
あなたのお店の取り組みでも、
これからSDGsの取り組みは増えるかと思いますが
大事な点じゃないでしょうか。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。