こんなに違う!?たまごの世界的イメージ
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
息子が学校からこんなチラシをもらってきました。
徳島県警察リリースの安心アプリ
「スマートポリス」
とのことで、
防犯対策、現在地の把握、お知らせ機能と
非常に安心感の得られる
有能アプリみたいです。
こういう事に本気で行政が
取り組んでくれているのは
ありがたいですね~。
ただ・・・
一点おもしろさを感じたのが
その名前。
「スマートポリス」
直訳すると
「アタマの良い警官」
となります。
おそらくスマートフォンと
かけたのだと思いますが、
国語的には、
“かしこい警官”と
修飾語が付くと
いうことは、
「警官は普通はかしこくない。」
というニュアンスも含んでしまうことに…。
たとえば
「かしこいネコだな!(スマートキャット!)」
という言葉のウラには
普通はネコは利口じゃない、
という意味合いを含みます。
英語圏に住む人からすると
「警察のヒトはこれ見て怒らないんだろうか…?」
なんて感じるかもしれません。
カッコいい言葉だ!
なんて思っていたら、
揶揄を含む意味になっていたり、
とくに外国語がらみの場合は
ニュアンスに注意すべきでしょうね。
たまごもニュアンスが
国によって変わることがあります。
たとえば「〇〇のたまご」と言ったら
日本では
「その道の入り口に立った人」
「何かになりたて」みたいな
意味です。
たまごが
初々しくて新鮮で
期待を込めて・・・
みたいな意味でしょうか。
「ボクは弁護士のたまごでして・・・。」
みたいに自分でも使います。
欧米では、
「たまご」には
優秀といいますか秀才の
イメージがあります。
「たまご頭(egghead)」というと
「めっちゃ勉強したすごいヤツ」
というニュアンスです。
ただし『がり勉ヤロウ』とか
『インテリ(笑)』みたいな
ちょっと揶揄した意味合いも含みます。
自分のことを「たまご頭」と言うと変な奴だと思われます。
反対に、
中国では『たまごはバカ』というイメージがあります。
中国では「このバカ野郎!」
というのに
「このアヒルとニワトリのたまご野郎!」
みたいな表現がありまして、
縮んで
「混蛋(まざったたまご)!」
が、すなわち
「バカ!」という
表現になります。
なかなか面白いですね~。
あなたのお店の
メニューやお店のキャラクターでも
中華料理や欧米料理などで
ちょっとニュアンスが加わると
よりインバウンドなど
海外の方に対してウケる
たまご料理の表現に
なってくるかもしれません。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。