「調理」で人類は進化する!?
こんにちは!こばやしです。
みなさん料理してますか!?
昨今の考古学説によると、なんと「人類は料理を覚えたから“進化”した。」のだそうです!
このオドロキの学説は、ハーバード大学の人類学教授リチャード・ランガム氏が提唱する「調理進化説」。
氏によると、『調理が人類進化に及ぼす効果』は、次の2つ。
(1)同じ食物から、より大きなエネルギーを摂取できるようになった
(2)それにより、長生きができるようになった
たとえばコアラは、1日のうち20時間(!)を「食物の消化」に充てています。 だからほとんど動きません。 大自然のなか、消化しにくい“生モノ”だけを食べて生きるのは意外と大変なんですね。
対して人間は、切る・煮る・焼くなどの“事前加工”により、たった数時間で食べたモノの消化を終えて
しまいます。
『生命維持活動の時間』を大幅に節約でき、また同じ量の食物からより効率よくたくさんの栄養を摂取できるようになったワケです。
そして、空いた時間を思考に充てる・・・・・・
・・・・・・そうやって人類は“進化”してきたのである。
これが、「調理進化説」です!
なーるほど。 スペースシャトルで宇宙まで飛び出しちゃう知恵も技術も、ニンジン一本切って茹でる「キッチンのひと手間」から生まれたんですね。
すごいぞ!料理!!
◆消化に良いたまご料理は・・・?
ちなみにたまごの消化は、
黄身→ 生ほど消化しやすい
白身→ 加熱するほど消化しやすい
つまり、「黄身半熟ゆでたまご」が最も消化しやすいと言えます。 すなわち「脳の活動と進化に最も良い」とも言えます。 反対に、「温泉玉子」は逆に消化しにくいことになります。
なんにせよ、“消化”にかける時間とエネルギーを少しでも減らすことが、脳の活動に良いわけです。 春から受験生!なんてお子さんがいらっしゃるご家庭なら夜食のゆでたまごは黄身とろとろの半熟。 夕食の献立も一工夫、考えて見られてはいかがでしょうか?
ちなみに約一年前には、こんなニュースもありました。
・旧人類ネアンデルタール人は野菜を料理して食べていた=米の新研究 (時事通信)(2011年1月1日)
上の説に従うと、「食べていた」というよりも「料理して食べたことで進化した・・・」ということでしょうか。 現代においても、「分子調理法」や「高圧低温調理法」など、最新機器を使った新しい調理方法がどんどん編み出されています。 「くいしんぼ」であること、飽くなき食への追及が、もしかしたら我々の更なる進化を促してくれるかもしれませんね。
ここまでお読みくださってありがとうございます。