パスタの三人の友達(世界パスタデー)
イタリアを中心に、世界中で催しが開かれているとか。
阿刀田高氏「小説家の休日」というエッセイに、「発達の長い歴史の中で、パスタは三人の友達に出会った」というお話が出てきます。
パスタの三人のともだち・・。
皆さん、何だと思いますか?
■レッツゴー三匹!
まず一人目は卵。
たまごを混ぜることで風味が良くなり、また粉を練りやすくできます。パスタのあのツルツル食感は、たまごと出会う事で生まれたんですね。
二人目は乾燥技術。
そして乾燥する事で日持ちが良くなり、これによって風味も増すんです。これがなければ世界中で食べられることはなかったかも?
そして三人目はトマト。
アメリカ原産で、もともとは鑑賞用の植物だったんです。それが地中海の温暖な気候下でそだてられ、酸味とうまみをふんだんに含んだおいしい素材として重宝されることとなりました。
■その他雑学
ちなみにトマトにはグルタミン酸(うまみ成分)を多量に含むため、これを多く使うイタリア料理は、日本人の味覚には極めて近い日本人好みの料理なんだそうです。
実際「味の素」は、世界中でイタリアだけはさっぱり売れないんだとか。(トマトの味付けで十分だから)
中国にもカン水じゃなくて卵を使用した「たまご麺」があります。これも独特の食感で、長く楽しまれています。(日本でもこれを使っているラーメン屋さんもあります)
書いてたら、どんどんパスタが食べたくなってきました。妻に電話したら、本日のランチは「焼うどん」とのこと。・・、うん。これもまぁパスタですよね? 早く帰ろっと。