おむすびは上品なのか?
先週息子(二歳半)と近くの公園に、お弁当をもって花見に行きました。
妻はあいにく風邪でダウン。なので久しぶりに、お弁当も私が作ることに。(^^)
折しも桜が満開から散り始め、お弁当箱にも降り積もります。
満足げな息子を見ながら、ふと「おにぎり」と「おむすび」って、どう違うのかな?と気になりました。
ネットで調べてみると、
(1)形状が違う
(2)地域差
(3)丁寧語と俗称
との諸説が。 (1)は△がおにぎり、俵型などほかの形状が「おむすび」という説(注1)。なるほどそんな気もします。
(2)は、西日本がおにぎり、東日本がおむすびとの説。たしかに徳島では「おにぎり」と言います。愛知出身の妻は「おむすび」です。
調べた中では、(3)が最も興味深かったです。おにぎりは握飯(にぎりめし)から、おむすびは御結と書き、宮中で使われた言葉(女房言葉)が転じて丁寧語になったとの説。なるほど「にぎる」よりも「結ぶ」の方が確かに上品な気もしますね。上記(1)の説、無骨なイメージのある△型=「おにぎり」 ともリンクします。
どっちにせよ、どちらの言い方が正式といった決まりは無いようです。身近な食品だからこそ、起源が古く諸説入り乱れているんでしょうね。大変興味深いです。
◆おまけ
などとぼんやり考えていたら、息子に置いていかれました。まって!
(注1)古事記に出てくる「三柱の神の力」を授かる形として、△型を逆におむすびと呼ぶ説もあるそうです。