漢字の「卵」「鶏」は見た目から
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
「『卵』って漢字は茹で玉子っぽいし、もともとそこからできた文字なんじゃないの!?」
・・・・・・という思い付きを当ブログで以前挙げさせてもらったことがあります。
その後、よくよく調べてみたら、まさしくその通りでして、たまごの見た目から「卵」という文字ができたのだということを知って、ちょっとビックリしております。(出典:新漢語林)
ただし、現代中国では「卵」という字は魚や虫も含む広い意味のたまごを指して、鳥のたまごは「蛋」の字を当てるのが通例です。「蛋」の字の方が虫の字が入ってるのにちょっと不思議ですね。
ついでに「鶏」の漢字はというと、これも「見たまま」を表しているのだそうです。
左の「夫」っぽい部分は「奚」という形だったそうで、糸っぽいところはつなぐ糸(ひも)を表し、下の部分は「飼育する人」をあらわすのだとか。右の「鳥」が飼われているニワトリさんでして、ようするに『昔から人に飼われていたこと』が良く分かる漢字になっているようですねー。
以前も書きましたが、中国では古来より「犬とニワトリさんは人里の象徴」でもありました。漢字の成り立つ頃からの長い関係、人と鶏さんの歴史にロマンを感じますねー。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。