マヨネーズはどこのもの!?領土争いからつづくマヨ大論争
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
毎日の食事のお供、マヨネーズ。
新鮮な卵黄とたっぷりのお酢、油からできていまして、肉にも魚にもお野菜にもピッタリの優れものです。
さて、このマヨネーズの発祥、
領土争いと絡んで大論争があったのをご存知でしょうか!?
マヨネーズの語源は所説ありますが、
最も有力なものは、地中海にあるミノルカ島マオンという町(現スペイン領)が発祥という説。
時は18世紀半ば。
当時イギリス領だったミノルカ島をフランス軍が攻撃、マオン付近に布陣をしたんですね。その際に指揮をとったリシュリュー公爵が町で食事を求め、コックが作ったのが島名物の新鮮卵とオイル・レモン果汁で作った摩訶不思議なソースの肉料理でした。
「うまい!」と感動し、フランスに持ち帰ったのがマオンソース、すなわち今のマヨネーズとなったのだそうです。
さて、ここに問題があるんですね。
「だから、マヨネーズはフランス発祥なんだよ。」
・・・・・・と、フランス人は主張しています。
対して、
「いや、そのマオン島ってイギリス領だったじゃん。」
というのが、英国人の主張。
うん。そりゃそうですね。
またまた、
「マオン島はもともとスペイン領だったし、そもそもマオン島の食文化はいちばん近くにあるスペイン由来だ。 似たソースだってある。」
・・・・・・という考えを、スペインっ子は強く持っていたようです。
これもマァその通りっちゃぁそのとおりなんですよねー ^^;
当時のミノルカ島は軍事上、非常に重要な拠点でして、英仏スペインの3国が奪い合いをしていました。
島の領土争いとからんで、
マヨネーズの由来も3国で争われていたんですね。
現在では、「フランスだよね。」 そう考える向きも多いですが、
みなさんは、どうお考えですか!?
遠く離れた地に住む日本人としては、
「そんなに重要かなぁ・・・?」
とも思いますが、マヨネーズが美味しすぎるために、簡単には譲れないところなのかもしれませんね。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。