西郷隆盛と愛犬とたまごかけごはん
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
NHK大河ドラマ「真田丸」、クライマックスですね!
あと少しで終わってしまうのが、さみしいです。
さて偉人とたまごのエピソード第12弾、
今回は2018年度大河ドラマ「西郷どん」こと西郷隆盛です。
西郷隆盛さんは、大の犬好きでした。
とにかく犬をめちゃくちゃ大事にしたそうで、
まず食事の用意も、犬から。
あるとき、食べるものが少なく困っていた西郷さん、
まず犬が元気じゃないとイカン!
と言って、
真っ先に犬にごはんをよそい、
貴重品だった卵をかけて食べさせてやったのだとか。
愛犬にたまごかけごはんを!
いやー、愛がありますねェ^^
また「西郷さん自身も卵好きだった」との説もあるようで、
司馬遼太郎著の小説「飛ぶが如く」にも、
“西郷さん自身たまごかけごはんを好み、良く食べていた”ことが書かれています。
仲良く2人(ひとり+1匹)でたまごかけごはんを楽しんだりしたのかもしれませんね^^
さて、西郷さんの犬好きには、数々の逸話が残っています。
京都の祇園には、上野の銅像・西郷さんのような草履姿で、
かならず愛犬を連れてフラッと食事をしにくるのが常だったとか。
そして、夜は決して祇園に遊びに出てこない。
「粋の中の粋を知ったお方やなあ。」と後年まで語られていたそうな。
また、ある日「西郷さんが妾を2人作ったらしい。」と噂が立ち、
「どんな美女なんだろう。」と興味津々で行ってみたら、猟犬を二匹紹介された。
なんてことも。
面白いのが、うなぎ屋さんでのエピソード。
◆やっぱり自分は後回し、西郷どん
味が美味しいので有名な鰻屋さんに、犬を連れた男がやってきた。
うな丼を注文して、一杯持ってくるたびに犬にやってしまう。
2杯、3杯と犬に食べさせる姿を見て店主は
「なんだこの野郎、鰻が腐っているわけでもないのに、失礼なヤツめ。」
と怒って、男の追加注文に
「もう売り切れだよ。」
と、断ってしまいます。
結局その男は、自分は食べられずに、ションボリと帰っていった・・・。
あとで、丼の下に大金が置いてあるのにビックリして人に聞いてみると、
なんとその男は明治維新の立役者、元陸軍大将都督の西郷さんに違いないと。
店主は恐縮しきりだったとか。
また他にも、贈り物は頑として受け入れなかった西郷さんが、
「犬の絵」だけは大喜びで受け取り、
後に家人が整理したさいに、長持ち一杯の“犬の絵”が出てきた・・・。
などなど、ホントに犬好きだったんだなぁ、というエピソードが沢山残っています。
◆犬に生卵はちょっと注意
ところで、犬にとっては、生たまごの“白身”が体に障ることがあるそうです。
たまにならオッケーですが、
しょっちゅう食べていると肝機能を損なったり
下痢をしてしまったりすることがあるそうです。
とはいえ私が小さい頃ウチで飼っていた愛犬は、
しょっちゅう生卵を食べていましたが結構長生きしましたし、
あまり神経質になりすぎる必要はなさそうです。
ただ、犬に卵を食べさせる際には“加熱”した方がより良いのは確かなようです。
お飼いになっておられる方は、少しご注意くださいませ。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
(参照:大西郷の逸話・南方新社)
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