天才音楽家で美食家、ロッシーニの絶品オムレツ
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
偉人とたまごのエピソード、
本日はベートーベンが嫉妬した才能、音楽家で美食家ロッシーニさん。
この方、自由奔放モーツァルトさんとはまた違うベクトルで好き勝手生きた、
ちょっとうらやましい方です。
イタリア生まれ。
代表作は、
超有名オペラ『ウィリアム・テル』そして『セビリアの理髪師』。
現代でも良く聴く機会がある人気作品です。
ショパンさんやベートーベンさんと同時期に活躍された方なのですが、
当時は彼らを上回る人気ぶりだったのだとか。
経歴がなかなか面白くて、
18歳から作曲を始め、わずか数年でヒット作品を連発
24歳で名作『セビリアの理髪師』を書きヨーロッパ中に名前をとどろかせ、
37歳で不動の名作『ウィリアム・テル』を書き大ヒット、
それを最後に、オペラの作曲を辞めちゃいます。
で、
44歳でなんと作曲自体をスッパリ引退、
フィレンツェでレストランのオーナーとなって
悠々自適のノンビリ生活を死ぬまで送ったんですね。
ロッシーニさんはとにかく食べるのが大っ好きだったそうで、
美味しくって好きなものを食べ続けた、
晩年まで美食三昧の毎日だったとか。
しかもモーツァルトさんのように早死にしたわけじゃなく、
享年は76歳、
当時としてはかなり長生きしたんですねー。
うーん、食いしん坊の私としては、とてもとてもうらやましい!
◆絶品!ロッシーニ風オムレツ
さて、美食家でレストランオーナーですから、
ロッシーニさんはいくつものレシピを考案しました。
フランス料理に「ロッシーニ風」と呼ばれるものがありまして、
代表的なのは「ロッシーニ風オムレツ」。
トリュフとフォアグラをふんだんに使ったオムレツのレシピです。
他にも「ロッシーニ風ステーキ」など、
この2つの贅沢食材をたっぷりつかった料理をいくつも考案しています。
特にたまごメニューはたくさんありまして、
ロッシーニ風目玉焼き、ロッシーニ風スクランブルエッグなどなど、
どれも絶品です。
トリュフとフォアグラっていうと、
キャビアと合わせ「世界三大珍味」と呼ばれる高級食材の内の2つですよ!
まさに「ザ・美食」というカンジですねェ。
※ちなみにトリュフはたまご料理とめちゃくちゃ相性が良くって、
その香りを利用した技法がいくつもあります。
オムレツは家庭料理としても美味しいですが、
こんな贅沢高級オムレツだったら、
やっぱり有名レストラン一流シェフのスゴ腕で堪能したいですね!
ちょっぴり太めだけど男前でモテモテ、
音楽家で美食家、
話も面白く料理の腕前も一流
そんなロッシーニさんの作品は、
当時のオペラ作家としては珍しく、
悲劇作品の少ない明るいものばかりなのだそうです。
きっと陽気な人だったんでしょうねー。
ドイツの有名音楽家ワーグナーさんは若いころから
「ロッシーニみたいになりたい!」
と彼を目標にして頑張ったそうですが、
その気持ち、なんとなくわかりますね^^
あ、それと、
ロッシーニ風料理は
ご想像の通りカロリーもなかなかスゴイので、
めちゃめちゃ美味しいからといって
ロッシーニさんのマネをしてしょっちゅう食べていたら、
体形がタイヘンなことになっちゃうかもしれませんのでご注意を。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。