米国大統領クーリッジ夫婦と農場のニワトリさん
こんにち!たまごのソムリエ・こばやしです。
偉人とたまご鶏のエピソード14弾、本日は米国30代大統領カルビン・クーリッジさん。1923年に当選ののち、「ラジオ演説を初めて行った大統領」としても有名です。
また市場を完全自由に任せることで、
「狂騒の20年代」
と言われる米国のすんごい経済成長をつくりあげた敏腕大統領でもあります。
さて、このクーリッジ大統領には、こんな小話があります。
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ある日、クーリッジ夫人が養鶏場に視察に訪れました。
放し飼い農場だったため
雄鶏と雌鶏が盛んにつがっているのを見て、
夫人は言いました。
「いったい一日に何回交尾するの?」
担当者は
「毎日何十回もです。」
と答えました。
それを聴いたクーリッジ夫人、
「そのことを主人に伝えてあげて。」
と言い捨てて帰りました。
さて、しばらくしてその農場に
クーリッジ大統領が視察に来た際、
担当者は夫人の言ったことを伝えました。
それを聞いた大統領、
「雄鶏は、毎回同じ雌鶏とつがうのかい?」
と聞き返しました。
「いえ、毎回ちがう雌鶏とです。」
「なるほど。ぜひその話を妻にしてやってくれ。」
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うーん、ちょっとエッチなエピソードですねェ。
クーリッジ大統領は非常に雄弁な演説家として有名でしたが、
私生活ではとっても無口な人だったそうで、
「サイレント・カル(無口なカル)」
なんてあだ名がついていたくらい。
愛情表現をしないダンナにすこし怒りが溜まっていたのかもしれません^^;
さて、このエピソードには続きがあります。
この「小話」を名づけのもとにして
フランク・A・ビーチ博士という方が、
「クーリッジ効果」
という心理学生物学効果を発表しているんです。
どんな効果かというと、
『哺乳類のオスは、相手が変わるとずっと興奮し続ける』
という、
なんというか「浮気心のデータ化」というか
身もフタもない心理的行動的効果です。
うーん。
奥さまにチクリと皮肉を言われてしまった名演説家の大統領は、
お返しに皮肉りかえしたことで
半永久的に残る学術用語に名前が使われることになっちゃったんですねェ。
しかもこんな性的なネタ・・・。
「食事会で3単語しゃべったのを見たことがない。」
といわれるくらいの無口さだったそうですから、
ホントもう「一生に一度魔がさした」くらいの冗談切り返しだったのかもしれません。
なかなかお気の毒です(笑)
さて、
このクーリッジさん、
大統領就任時には
排日移民法という日本人移民排除政策に最後まで反対し、
でも議会に押し切られる形で法案に署名をしています。
いまトランプ大統領の移民に対する政策や暴言が大きく話題となっていますが、
こちらも笑ってすまされるていどの結果ですめば・・・
良いのですがねェ・・・・・・^^;
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。