たまごの白身に血圧を下げる効果・しかも薬並みに効く!?(米国化学会)
こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。
アメリカのニューオリンズで先日開かれた米国化学会(the National Meeting & Exposition of the American Chemical Society)にて、
たまごの白身に含まれる゛卵白ペプチド″に、血圧を下げる効果があるとの報告がありました。
しかも、低用量の高血圧薬(降圧剤)と同じくらいの大きな効果が見られるようです。
たまごには人体に必要なアミノ酸がたっぷり詰まっているのですが、このアミノ酸がいくつかくっついてできたものを、「ペプチド」といいます。 (このペプチドが更に集まると、僕たちのカラダを作っている「タンパク質」になります。)
この、タンパク質とアミノ酸の中間体である「ペプチド」はまだまだ効果が未知数で、近年たっくさんの新しい研究報告が上がっているんですねー。
さて、今回の卵白ペプチドが持つ「血圧降下作用」もその一つ。 ゛RVPSL″と呼ばれるペプチドが、血圧を上昇させる体内酵素をブロックするのだとか。
◆高温で熱するほど効果大?
面白い事に、調理方法によってその血圧降下の効き目に違いがあるようです。
研究の中では、100℃でボイルする茹で玉子よりも、フライパンで熱する目玉焼きの方が血圧降下作用が大きく出ており、高温で調理することがそのキーポイントではないかと言われています。
ちょっと血圧が気になる方は、ゆでたまごよりも目玉焼きの方が良さそうです。
もともと卵の黄身には、血中のコレステロール値を下げる「コリン」という物質が含まれています。 更に今回の研究により、たまごの白身にも血流障害予防の大きな効果があることが判明しました。
たまごは、一言で言うと「健康寿命」を伸ばす食品なんですねー。(^^)
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
(関連)http://www.huffingtonpost.com/2013/04/14/egg-white-blood-pressure-rvpsl_n_3053301.html?