子供を卵アレルギーにしないための、たった一つのこと
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
赤ちゃんに卵をできるだけ早い時期から食べさせる。
たったこれだけで、後に卵アレルギーになる確率が大幅に減ります。
のべ20万人の赤ちゃんを対象とした、
最新150の研究報告を徹底分析した結果、
以下のことが判明したんですね。
『4-6ヶ月齢の赤ちゃん時に卵を食べさせると、後のアレルギー発症率が40%も少なくなる』
また同じく、
ピーナッツを4-11ヶ月齢までに食べさせた場合、
ピーナツアレルギー発症率が7割も下がっていました。
この研究をまとめた
インペリアルカレッジ(英国)のロバート・ボイル博士は、
「赤ちゃんに、早めに卵を食べさせることで、
一生の卵アレルギーのリスクから救えるかもしれない。」
と発表しています。(※ただし、すでに湿疹などアレルギー症状を示している場合は食べさせないようにとの事です)
実際には、
1000人あたり24人の赤ちゃんを
卵アレルギー発症から守れる、
との推定だとか。
昨年(2015年)の日本における新生児数は、
100万8000人。
ということは理論上、
約24,000人の赤ちゃんが、
卵アレルギーを回避できる
その可能性があるってことですね。
◆研究で変わるアレルギーの常識
以前は、
アレルギー数値の高い子供に対して、
「2-3歳になるまでアレルゲンとなる食品は食べちゃダメですよ。」
…と、お医者さんが言っていたんですね。
でも実は
逆だったんですねー。
ちなみに牛乳、魚介類、アーモンド類、小麦
についても同じく調査したのですが、
こちらは『早期に食べさせる』ことでのアレルギー発症率低下は見られなかったそうです。
そして日本の研究では、
妊娠中のお母さん
が卵・牛乳を良く飲むと赤ちゃんのアレルギー発症率が下がる、
という研究報告もあります。(子供をアレルギーにしない、「お母さん」の食事 | たまごのソムリエ面白コラム)
ぜひ、子育て中・御妊娠中のお母さん、
ご一考くださいませ!
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
(参照:Feeding Kids Peanuts & Eggs Early May Lower Allergy Risk - Live Science-2016/09/20)