小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

「犬神家の一族」でわかる卵の魅力

映画『犬神家の一族に』
こんなシーンが出てきます。

 

坂口良子さん扮する女中はるが
ホテルで金田一に食事を用意し、

バクバクたべる様子をみて

「全部私が作ったの。
何がいちばん美味しかった?」

と聞いたところ、
石坂浩二扮する金田一は即答で

「生卵。」

まぁひどい!と
坂口さんムッとする、というシーン。

ユーモアがあって
金田一のキャラクターも立って
印象にのこるシーンです。

 

横溝正史・原作にはない場面で

『おどろおどろしい作品には
気が抜けるシーンが必要だ』

と、プロデューサーの角川氏が
あえて入れたんだとか。

たしかに!

坂口良子さんの
ちょっととぼけた雰囲気が
すごく魅力的でしたし、

金田一・石坂浩二さんとのやりとりも
ユーモアあってよかったです。

 


さてこのシーン、
あなたのお店の繁盛たまごメニューの
大きなヒントがあるんです。

 

◆どの卵も一定のうまさがある

「美味しいたまご」って
たくさんありますが、

「美味しくない卵」
平均以下のひどいたまごって
日本ではあまり
見かけることはありません。

たまごである以上、
一定の旨味があって
たんぱく含量もアミノ酸、
ミネラルの量も同じですから。

よっぽどひどい扱いを
していなければ、
どのたまごでも

「なにもしなくても
一定のおいしさがある」

ともいえます。

 

金田一耕助の「生卵」発言は
あるいみ正しいんです。

そして、
食べるお客様もそのことを知っている。
たまごかけごはん、ゆでたまご
オムライス、目玉焼き・・

見た瞬間においしさを
想像してもらえて

その想像どおりの味である。

悪いほうに裏切る事がない、それを
お客様はそのことをわかっている。

これってメニューとして
すごく重要なメリットです。

 

反面、
「どこにでもあるフツー」
と思われやすいデメリットがあります。

玉子焼きは家でも食べられますし、
たまごかけごはんだってそうです。

 

美味しさを想像してもらいやすい反面
ここにしかない魅力、にするのは
工夫がいるんですね。

『非日常』

をいかにメニューに入れていくかが
わざわざ食べに来たい
たまごメニュー繁盛のコツになります。

もっとも
『犬神家の一族』みたいな
怖い方の非日常はごめんですが・・・。

 

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。