漫画に出る面白たまご(1)「ジョジョの奇妙な冒険」インドの卵屋がスゴイ
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
さて、「映画に出てくる卵の名シーン」については何度も取り上げておりましたが、漫画にもいろんな卵が出てくるシーンがあります。
卵屋の観点から、シリーズでご紹介してまいります^^
今回は『ジョジョの奇妙な冒険』(ジャンプコミックス)
シリーズ連載30年、現在第8部となる漫画が連載中で、
秋には映画が封切られる大人気漫画です。
僕も中学生の頃ハマりまして、
毎週ワクワクしながら読んでいました。
さて、
卵のシーン。
主人公たちがインドに立ち寄った際に町の喧噪に驚く、というシーンがあります。
↑この中に良く見ると、こんなインドのたまご屋さんが出ておりました。
うーん、すごい。日本で言う「ソバ屋」さんみたいな(笑)
そして、これ誇張でもなんでもなくって、本当にインドでは普通の光景だったりするんです。
リアルも負けていませんね!
インドに限らず、交通事情のあまり良くない東南アジアの地域では、安価で通行しやすいバイクや自転車が多用されているんですね。
台湾に行った時もフィリピンに行った時も、すんごいバイクの大集団が道路を闊歩し、「そこまでするか…!(驚)」となるくらいモノや人を積んでいることも良くありました。
そういえば「インド」と「バイク」といえば、インド警察・軍人のバイクパフォーマンスが有名です。
これまたスゴイですねー。 もしかすると、こういうスゴ技を見ているから日常でも頑張っちゃうのかもしれませんね^^;
◆インドと鶏は相性が良い!?
さて、インド人の多くはヒンドゥー教徒です。
戒律から、インド人の40%が菜食主義者で肉を食べない、というデータもあります。
でも、どこまで食べて良いかの範囲は地域や階級でちがっていて、
実は「卵はオッケーだよ。」というベジタリアンも多いんですね。
「殺生はダメ。でも卵や牛乳は殺生じゃないよね。」ってことですね。
そういう意味では、意外と卵の必要性があるわけです。
ちなみにIEC国際鶏卵委員会の調査によると、
世界一たまごの生産コストが安いのは、インドです。 日本の生産コストは高い方から5番目。 生食文化だから衛生管理コストが違うということもありますが、鶏さんの飼料を自国生産できているかどうか、という点も大きいようです。
なんにせよ、世界的にみても卵が大変リーズナブルな価格で入手しやすいのがインドの実情のようです。
また、経済の成長と共に卵を食べる人も増えてきているのだとか。
そう考えると、新鮮なたまごを持って町中を配達して回るバイクや自転車がこれから更にあふれてくるのかもしれませんね。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。