江戸時代のたまごの値段っていくら!?
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
「たまごの値段高騰!」
・・・・・・というニュースがこの半年で頻繁に報道されています。
その原因については、以前このコラムで書きました。(「たまごの値段ナゼ高い!?」たまごのソムリエ日記)
ところで、
たまごの値段って、昔はいくらくらいだったんでしょうか?
一般的に卵が広く食べられ始めたのは江戸時代。
その頃のたまごはというと・・・・・・、
当時の記録を見ると、1個20文というのが標準だったようです。
これは今の価値に換算すると、だいたい400円くらい。
「1個400円」っていうと、ナカナカの高価な食材ですねェ。(^^;)
1パックで4千円になっちゃいますよ。
◆結構最近まで高級だったたまご
ちなみにNHK朝ドラ「ごちそうさん」で主人公めい子さんが大阪に嫁いだ大正13年ごろだと、卵ひとつだいたい7銭。 カレーライスが同じ7銭でしたから、まァだいたい一個4、5百円くらいの感覚でしょうか?意外と変わってないんですね。
さて、これが今から半世紀前の昭和30年代、映画「Allways三丁目の夕日」の頃になりますと、これが卸売市場価格で一個約14円。 今の価値に換算すると一個200円くらい。
半分に下がりましたが、うーん、まだまだ高価ですねェ。
ただし、一個14円というと、ちょうど現代の東京市場卸売価格と値段はおんなじです。つまり“価格”としては、ここからの50年間変化なし。
これが“物価の優等生”たる所以なんですね。
これは畜産に関する知恵と技術の向上と、先人の皆様のたゆまぬ努力のおかげでもあります。感謝です!(^^)
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。