天津飯は日本にしかない
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
天津飯ってご存知ですよね。
アツアツごはんの上にふわふわの卵、そしてとろーり餡がかかっているアノ美味しい料理です。
これ、日本で普及した中華料理だってことを知ってますでしょうか?
“天津”の名はついていますが、中国の天津ではカニ玉をご飯の上にのっけて食べるという習慣はありません。
諸説ありますが、東京の中華料理店「来来軒」で始まったという説と、大阪の「大正軒」で始まった説の2つが有力のようです。
そういえば、名古屋のラーメン屋さんで必ずメニューに載っている「台湾ラーメン」も、台湾発祥じゃなくて日本(というか名古屋地区)発祥なんですね。 スパゲッティ「ナポリタン」も、ナポリはおろかイタリア全土で食べられていませんですし、少しでもゆかりがある地の名前をメニューに取り入れるのは、なんでも取り入れる日本の食文化らしいネーミングセンスなのかもしれませんね。
ちなみになぜ「天津」なのかというとこちらも諸説あって、お米やカニなど天津産の食材をたまたま輸入して使っている時期だったからという説と、天津のご飯の上におかずを盛って食べる習慣が元になっているからという説があるようです。
◆ダイナミックさが美味しさの秘訣
天津飯のふんわりした玉子を作るコツは、多めの油で一気に加熱すること。 猛烈に大きな動作でかきまぜつつ加熱したほうが、うまく行きます。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。