(続)地獄から来た鶏 【たまご・鶏のちょっと怖い伝説】
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
先日「地獄から来た鶏」という異名の新型恐竜をご紹介しました。
さて、この「地獄」と「ニワトリ」というとりあわせ。
仏教ではずっとむかしからあるんですね。
奈良国立博物館所蔵の「地獄草子」という、その名の通り7つの地獄を絵巻にしたものによると、生前に犯した罪によってどの地獄へ行くかが決まるのだそうです。
その中の一つが、「鶏地獄」。
ニワトリさんのいる地獄です。
ここは生前に『生き物をいじめた人』が来る地獄で、なんと!火を吐く鶏に追い回され続けるという責苦が待っています。
・・・・・・
巨大ニワトリさんにつつかれて燃やされる・・・・・・
あまりタイヘンそうなイメージが湧いてこないですが、
確かに痛そうですねー。
ノースカロライナ州立大学の研究によると、ニワトリさんとティラノサウルスのDNAはほぼ一致するのだそうで、ニワトリさんは恐竜の正当な“子孫”であることが判っています。
鶏地獄は言うなればジュラシックパーク的な恐ろしさを味わえる地獄なのかもしれません。
でもなぜ鶏さんなのか・・・!?
火を吐くクマとか火を吐くライオンの方がよっぽど怖いんじゃないかとも思いますが、 そこは「生き物をいじめた人が落ちる地獄」ですから、人の身近にいて、卵を取られるは肉として食べられるわで、他の動物よりも比較的虐げられている率の高い動物・・・その代表として鶏さんが地獄でリベンジしているのだそうです。 ここまでお読みくださってありがとうございます。