小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

「黄身」と「黄味」はどう違う?

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前に、「玉子焼き」と「卵焼き」の違いについてここで書いたのですが、今回は「黄身」と「黄味」について。

ネットやSNSなどでは、どちらの表現も見かけます。正式にはどちらが正しいのでしょうか……?

実は、

「黄身」はいわゆる卵黄のこと

「黄味」は「黄み」、つまり「黄色いもの」の事を表すんですね。「赤み」「青みがかった」などの表現と同じなんです。

なので正確にいうと「黄身」のほうが正しいのですが、「黄味」も「きいろちゃん」みたいなカンジで“俗称”として卵黄をあらわす、親しみある表現のひとつと思ってよさそうです。

ちなみに英語で“黄身”のことを「yolk(ヨーク)」と言います。

これは辞書にも載っている一般的な言葉ですが、

単に「イエロー」と呼んでも卵の黄身を表すんですね。(例:the yellow of an egg)

つまり、「黄“味”」って事ですね!

卵黄は日本語・英語、ともに『きいろ』の代名詞……!

面白いです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:実は違いがわからない食べ物の名称「『卵』と『玉子』」が一位に! – たまごのソムリエコラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学2015年06月12日