たまごが立つ日です。【秋分の日】
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
明日は「秋分の日」ですが、たまごの世界的都市伝説がある日でもあります。
それは、「昼と夜の長さが同じ日、すなわち秋分の日と春分の日の、一年で二日のみ、たまごを立てることができる」 というもの。
発祥は古代中国。
デマとして世界中に広がった(日本でも新聞一面トップをかざりました)後に、都市伝説として定着しました。
最近では、『春分点、秋分点では太陽に対して地軸が垂直になる。 だから、一年で最も安定した重力場となる。そのせいで卵が立つのである。』 という科学っぽい理屈がつくことで、欧米では若者のあいだにも広く伝わっている“迷信”です。
どのヘンがデマで迷信なのかというと、
一年に2日だけ、という点。
本当は、一年を通していつでも立つんですね。
やってみれば分かりますが、数分集中すれば、たいていの方が可能です。 たまごの殻は、思った以上に凸凹がありまして、うまく突起に加重を乗せることで、すんなりと立ちます。 重力うんぬんは全く関係ありません。
◆やってみないと判らない
今から50年以上も前、立春の日に世界同時実験をやってみて『おお!これはホントだ。』ということで大々的ニュースになっちゃったわけですが、これは非常に興味深い事でもあります。
常に身近にある卵でも、
『だれもやってみたことが無かった』
という発見がたくさんあるってことです。
「やってみなくちゃ判らない。」
というのは、ボクと息子が大好きなNHK番組「大科学実験」のキャッチフレーズです。
まったくそのとおりだなぁ
と、秋分の日、春分の日がくるたびにしみじみ思います。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。