米たまご価格の高騰でニワトリレンタルが人気に
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
「こんなに鶏卵相場が高騰するなんて・・・!」
と深刻になっていますが、
これが毎週々々続いています。
つまり、
「とんでもなく相場価格が上がった」
と思っていたら、そこから
さらにさらにさらに・・・
どんどん上がり続けている。
それが今の状況なんですね。
これ、日本だけじゃなくて
世界でも同じでして、
先週だけでも
・英国で深刻なたまご不足(BBC)
・ニュージーランドで深刻な鶏卵不足(The Guardian)
・米国鳥インフルエンザとインフレが卵の価格を押し上げ供給を圧迫(bozemandailychronicle)
なんて深刻なニュースが連日上がっています。
とくに米国では州によって
たまごの価格が昨年の3倍超えに
なってます。
そんな中で、
面白いビジネスのニュースが
出ていました。
『卵価格高騰でラザフォードの鶏レンタルビジネス大盛況』“Egg prices have Rutherford Co. chicken rental business booming”(Nashville News)
なんと、たまごが高いので
ニワトリをレンタルし、
ご家庭で毎日産んでもらう
というサービスが人気なんです。
いわばニワトリサブスクです。
テネシー州ラザフォード郡にある
その名も『レント・ザ・チキン(ニワトリ貸すよ)』
なる会社でして、
最大4羽の鶏を6か月レンタル
してくれるのだとか。
こんなカンジの車輪付き
ポータブル飼育舎と
餌も提供してくれるそうで
なるほど
産卵率が8割と仮定しても
2羽レンタルすれば
週に18個ていどのたまごが手に入る
計算になります。
基本のレンタルパッケージが
6ヶ月分の卵で485ドルだそうで
日本円で64000円くらいですか・・・
うーん、
週当たり2700円ですから
ちょっと割高な気もしますね~。
ただ、
日本と同じく米国でも鶏卵不足には
どんどん拍車がかかってます。
今後、手に入れること自体
できなくなることだって
ありえるんです。
現に2年前の米国では
コロナ禍のパニックと
鳥インフルエンザまん延の際には
主だったスーパーの棚から
たまごがすべて消えました。
いま日本でも同じ状況に
なりつつありまして
「手に入るだけありがたい。」
という事態が十分に考えられます。
レント・ザ・チキン社のオーナー、
レイリー・ホラデーさんは、
「この鶏達がいて何を食べるか、
どんな状態なのかを毎日知ることが
できますよね。
あなたがニワトリたちに愛情を注ぎ
世話をすると毎日卵をくれるんだと
感じることができます。」
なんて言ってます。
たしかに、そんな実感を持って
たまごを食べられるのは、
お金にも代えられない
貴重な体験とも言えますね。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。