小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

産みたて食べたい!?_都市部でニワトリ飼育者増加中だそうです(アメリカ)

米ワシントンでニワトリ飼いたい-卵を自給する住民、都市部で増加( Bloomberg.co.jp)

↑こんなニュースがありました。

(記事途中引用)  カンディフさんは自給や二酸化炭素の排出削減を目指し、食料を自分で生産している住民の1人だ。都市部ではカンディフさんのような住民が増えている。メリーランド州、カリフォルニア州などの都市では、住民がニワトリを育てて卵を生産できるよう規則の変更が進んでいる。ニワトリは騒々しく非衛生的で、かつての農村生活を想起させる動物と考えている反対派はかなり失望している。

——————————————————————

うーん、すごい世の中になってきましたね。まぁ、アメリカだと広い庭付き住宅も一般的ですし、リンク記事にもありますように、鶏も実際そこまでうるさく鳴くわけではありません。オウムやインコなど、他の鳥や動物と比べて極端に近所迷惑ということは無いとは思います。上記反対派の言い分になると、もう完全な言いがかりですよね(^^;)

記事には「自給と二酸化炭素排出削減を目指し」とありますが、もし本当にニワトリ飼育者が増えているのなら、「食の不安」という社会背景も大きな要因なのではないでしょうか? 自給自足は究極の「食の安心」ですもんね。我々供給側としてもこの事実、襟を正して考える必要があるのかもしれません。

 

◆なぜニワトリなのだろう?
自給でたんぱく質を得ようとした場合、牛や豚を飼うのはやはり大変です。

それにひきかえ鶏なら、まだ飼育も比較的容易です(それでも十分大変ではありますが・・)。更に卵を食べるまでのプロセスに至っては、肉とは比較にならないくらい簡単と言えます。肉を食べるには「殺す」という人間の原罪とも言える行為が必要なんですよね。

そういう意味で言うと、ニワトリ飼育は「都市部の自給自足生活」にはピッタリと言えるでしょう。

もしかしたら将来、犬や猫を飼うくらいの感覚でニワトリが飼われる「一家に一羽」の時代がくるのかも!?

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース2010年01月19日