目玉焼きで大弱り!アメリカの国立公園が大変なことに・・・!
こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。
先日、「暑さで目玉焼きは作れるのか?」という記事をアップしましたが、まさに!米国ではこの話題で大騒ぎになっています。
それは、「米国デスバレー国立公園が、卵の“被害”で悩まされている」という報道です。
どういうことか?
きっかけは、あるyoutubeの投稿動画です。
◆世界一暑い場所、スタッフのお遊びが・・・
そもそも「デスバレー」は、観測史上最高気温を記録した「世界一暑い場所」なんですね。気温56.7℃というトンデでもない記録が出たのがちょうど100年前。今年は猛暑でまさにその記録に肉迫しており、また100周年を記念し講演が開かれるなど、ちょっとしたフィーバー中でもありました。
そんな中、国立公園のスタッフが、ある実験動画をアップします。
「デスバレー式目玉焼き(Frying an egg Death Valley style)」と題して、フタをしたフライパンを炎天下に置くと、デスバレーではまたたく間に目玉焼きができちゃうぜ!という動画でした。
これに興味を持った旅行客が、「ホンマにできるんやろか!?」と次々と試し始めたんですね。 それも地面に直接。
おかげで、デスバレーの歩道、駐車場、いたるところにカラカラに干からびた卵、そして殻がゴミとして残される始末に・・・・・・。
デスバレー国立公園の公式フェイスブックページでは、「もしやってみたいのであれば、フライパンまたはアルミホイルなどを使って、きちんと片づけをしてください。」という声明を出し、CNNの取材に対しても広報担当者が「ここはみんなの国立公園です。風光明媚な景色を求めて来た皆様を、ゴミや卵で嫌な気分にしないでほしい。」と話すなど、対応に追われている状況です。
これは困った事態です。(ー ー;)
そして、そもそものハナシとして、地面に直接卵を割るなんざ、もってのほかです。 モッタイナイ真似をするな!と言いたい。(怒)
ちゃんと片づけろよ!というのは当然ですが、その前に「ちゃんと責任もって食べろよ!」というべきです。
もともと欧米では物理化学の実験として卵が多用されるなど、卵には身近な実験材料としての親しみもあります。残念ですが、卵という食材に関しては、「モッタイナイ精神」が発揮されにくいのかもしれません。
◆最後に・・・
いちおう日本で真似する人が出ないように書きます。
地面に直接置いた卵が、目玉焼きになることはありません。上記の世界最高気温56.7℃よりも、卵の凝固温度は高いです。
試すだけムダですので、ぜひ卵は美味しくご家庭のフライパンで調理して召し上がってください。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
(関連)暑さで目玉焼きは作れるか? – たまごのソムリエ日記
(参照)Just Like Cracking an Egg, Death Valley is Cracking Down on Sidewalk Egg Frying(http://www.inquisitr.com/843237/death-valley-is-cracking-down-on-sidewalk-egg-frying/)
Death Valley scrambles to clean up after egg-frying frenzy – CNN.com(http://edition.cnn.com/2013/07/11/us/us-weather-eggs/%3Fhpt%3Dhp_c5&usg=ALkJrhiaPMYg4JZM-RK0MPoFjVQBVwWT5g)