たまごとハムの組み合わせが国際宇宙ステーションを救う!?
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
英国開催の『第10回 たまご投げ世界選手権』にて、国際宇宙ステーションの食糧事情を一気に解決する新しい試みがスタートしました。
それは、たまごとハムの組み合わせ。
・・・・・・と、言っても少々ちがいまして、
ハムはハムでも、無線(ハム)のこと。
卵投げ世界大会運営スタッフと、アマチュア無線愛好家クラブがタッグを組んで、内部に卵を入れた「高高度気球」を高度40, 000mにまで到達させ、食料輸送の高度世界記録に挑むという企画です。
気球はその名も『エッグスプローラー1』。
無線技術を応用したカメラや測定機器で卵をモニタリングし、極端に気温や気圧が変化する状況下での生食品輸送の問題を明らかにすることが目的です。
でもなぜ、そんなことをしなくちゃいけないんでしょうか・・・?
◆食料が届かない!宇宙ステーションがピンチ◆
ISS国際宇宙ステーションは現在、食糧危機の真っただ中にいます。 なぜなら、「食べ物が届かない」から。
昨年秋から3機の輸送ロケットが打ち上げられましたが、すべて宇宙にたどり着くことなく爆発・墜落してしまいました。
(一番最近は4日前の6/29。 米国の無人宇宙輸送船「ドラゴン」を搭載したロケット「ファルコン9」が飛行中に爆発、2トンちかくの食糧と実験機材が海のもくずに・・・)
早急に新たな手段を必要としているんですね。
でも風船なんかで何ができるの・・・・・
と思うなかれ。
写真を見てもらうとわかりますが、高度4万メートルというのは、もうほとんど宇宙です。
風船による高高度到達は、JAXAが持つ世界記録で5万3700m。
何がスゴイって、この高さまで、ほぼ何の燃料も使わずに到達することができるんですね。
国際宇宙ステーションの高度は約400km。
ちょっとそこまでいく事はムズカシイですが、地上から持ち上げるよりはずいぶん違うんじゃないでしょうか。
将来的には、高高度気球で成層圏上限まで荷物を届け、そこから無人宇宙船に拾ってもらう・・・・・・なんて事ができたらすごく効率が良いんじゃないでしょうか。
宇宙ステーションで産みたて新鮮なたまごを食べられる日がくるなんて・・・・!ワクワクしますね^^
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
(関連:宇宙で新鮮なたまごかけご飯を食べる方法 – たまごのソムリエコラム)http://www.cgegg.co.jp/blog/2012/11/post-606.html