若者はたまごを調理しない。でも外食で食べる。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
昨日の「探偵ナイトスクープ」で、
『たまごが怖くて割れない女子大生』
が出ていましたね。
なんでも、
生まれてから卵を割ったことがない
触ったことも無い、のだとか。
うーん、これは大変ですね~。
「スリムクラブ」の真栄田賢さんが
探偵で解決に向かわれましたが、
いや~面白かったです。
こわいのに頑張ってました!
◆たまごの調理が苦手な若者が多い?
実は日本では、若い人ほどたまご料理を作らない
そんなデータがあります。
多かれ少なかれ、
この女性のような傾向があるわけです。
少し古い調査論文ですが、
「卵の消費形態に関するアンケート」(New Food Industry 2002 vol.44)
によると、
たまごを毎日食べる人が
30~60代では50%
10代では30%
20代では24%と、
高齢者ほどたまごを良く食べる
若い人ほど頻繁には食べない、
という結果が出ています。
これは「調理技術的な要因」
が大きいんですね。
◆美味しさに「技術」がいる玉子料理
たまごかけごはんは別として、
玉子料理ってちょっと面倒で
作りにくいんですね。
オムレツ
玉子焼き
ポーチドエッグ…
うまくつくろうと思ったら練習も要りますし
準備も必要です。
比較的シンプルなたまご料理
ゆでたまごや目玉焼きだって、
意外と技法と知識が必要です。
これがお肉なら
スライス済みのものを買ってきて
調味料と合わせて焼く…
なんてのでも、
けっこう美味しくできますよね。
比較的、調理に慣れてない若い人でも
作りやすい素地があるんですね。
キューピー「たまご白書」によると
『食べたいけども卵を制限している理由』に
「調理をしないから」
「調理が面倒だから」
「時間が無いから」が合わせて40%もあります。
こんな傾向は日本だけじゃなく、
英国の若者の8割がゆで卵を作れない
なんて調査結果もあります。
若い方ではたまごは調理したことがない
なんて方もいらっしゃるんでしょうね。
◆ますます外食での玉子料理の価値は上がる
つまり、絶品とろとろのオムライス
絶妙の火加減でつくられた親子丼
ふわふわのだし巻き玉子
こんな料理は、家でがんばって作るよりも、
腕たちの料理人さんがつくったものに
舌鼓を打ちたい。
こんなニーズが年々と高まっているわけです。
これからは飲食店さんで
凝ったたまご料理が、
更にチャンスになってきます!
たまごそのものでの差別化も、
普段と違う!と感動になります。
ぜひ、「すごい!」と思わせる
たまごメニューの開発をご一考くださいませ~。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。