小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

たまごの意外な事実2つ

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

知人に「トマトのお酒」をいただきました。

僕、トマトが大好きなんです。

ある日の「やる気なし弁当」は
こんなカンジになっているくらい…

とはいえ、お酒ですから
飲む前は「つまみと合うのかな…?」
なんて不安もありましたが、

飲んでみるととても爽やかで
トマトの鮮烈な風味も出ていて
とっても楽しめる味でした。

で、面白いのが
このトマトのお酒って
透明なんですよね。

あまりイメージが無いですが
トマトの果汁は無色透明です。

フレンチでも、
トマトを裏ごしした
冷製スープやゼリーが
ありますが、
どちらも非常に澄んだ
透明っぽい色味。

似たような例で言うと
イチゴ果汁がありますね。

イチゴミルクなんかは
赤く色づけしていますが、

本来のイチゴ果汁の色味は
抑えた色でして、また
すぐに退色して
茶色になります。

それだと売りにくいので
100%イチゴジュース
なんてのが無いのですね。

さて、たまごでも
「意外と気づかれていない事」
があります。

 

◆たまごの価格は結構変わる

ひとつは、たまごの相場価格。

「卵は物価の優等生」
「50年価格が変わらない}

なんて言われますが、
けっこう日々の相場に変動して
価格が変化します。

冷凍長期保存ができなくて
国産がほぼ100%ですから
輸入などの調整幅が無く

ちょっとしたその日ごとの
需給バランスで、価格が
上がったり下がったりします。

感覚的にはレタスなど
雨が続くと価格が上がる
みたいな、生鮮葉物野菜の
価格変動に近いのです。

もちろん、
季節の傾向はありますが、
その年その年で価格は
ガラッとちがいます。

飲食店さん洋菓子店さんは
もちろんご存じですが、
一般の方にこの変動の
お話をすると、
意外とびっくりされる
ことがあります。

 

◆カラの内側の色

どのたまごも、
カラの内側って「白色」なんです。

赤いカラの卵でも。

あたりまえじゃん、
と思われるかもですが、

意外と!気づいていない人が
いらっしゃいます。

「言われてはじめて気づいた!」

なんてことも言われます。

もともと卵の殻は
炭酸カルシウムが主成分で
できていまして、

これは白色ですから、
本来は白がベースなんです。

それが、
外敵にみつからない色として
土の色にちかい赤色だったり

ウズラたまごのように
迷彩模様だったり、

エミューやコマドリのように
草の色に近い真っ青なカラ
だったりします。

でもどれも、割ってみると
すべてカラ内側は白色です。

つまり、卵を守るため

外部だけに色付け
しているのです。

鳥ってスゴイ…!

 

そしてこれに興味深いのは

赤卵を使っていて、
毎日割っていても
気づいてなかった

という方がけっこう
いらっしゃること。

僕もトマトをめっちゃ
料理する割には、

「トマトってまわりに産毛が
映えているでしょ?」

って妻に言われるまで
まったく気づきませんでした。

身近なことでも、
思い込んでしまうと
なかなか気づかないということ
仕事でもありますよね。

こころの戒めにしないとですね~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム2022年08月28日