たまごの由来と呼び名から繁盛につながる!?
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
年末に入り、書店でも
来年のカレンダーがズラっと並ぶ時期ですね。
来年の「卯年」はご存じの通り
ウサギですが、文字を見ると
なんだか「卵」っぽいですよね。
点のあるなしだけ。
ですが、由来に共通点はありません。
卯(う)の字は、
カットしたウサギ肉の象形文字
なんだそうです。
神にささげるために
お肉を切った状態。
なるほど。
言われてみればそれっぽいですね。
対して「卵」も同じく
カタチを模した象形文字なんですが、
残念なことに(?)鶏のたまごじゃ
ないんですね。
虫とかカエルのたまごだと言われています。
木やカベに、カエルや虫のたまごが
くっついている状態を模した
漢字なんだとか。
「卯(う)」の由来からてっきり…
みたいなカンジだと思ってましたが、
そうじゃありませんでした。
ちなみに丼とうどんのチェーン店
「なか卯」の「卯」は「うどん」
の「う」なんだそうです。
縁起の良い文字をあてたのだとか。
◆呼び名の「たまご」を昔風に!?
ちなみに「たまご」の呼びかたは
江戸時代くらいからメジャーになりました。
それまでは「トリの子供」で「とりこ」
とか「殻(かひ)の子」で「かひご」
なんて名前だったのです。
ですので、たまご料理で
ちょっと伝統感を出したい場合は、
「とりこ」「かひご」
または
漢字にして「鳥子」「殻子」で
メニュー名なんかを表現すると
ちがった印象になって面白いんじゃないかと思います。
「たまご天ぷら」よりも「殻子天」
の方がカッコいいかもしれません。
たとえば玉子焼きじゃなく
江戸時代のレシピを再現して
「かひご焼き」とか
「とりこのせ」とか。
とくに正月のメニューなんかで
昔っぽさや伝統感を出したい場合も
使ってみると面白いかもしれませんね。
「梅仁丹のど飴」ってあるじゃないですか。
森下仁丹が出しているんですが、
この「梅仁丹」をリニューアル
した際に、あえてレトロ調に
して大ヒットしたことが
あります。
あなたのお店の料理の魅力も、
シチュエーションと呼びかたで
更に魅力度アップにつながる
のではないでしょうか。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。