海外視点で日本の玉子料理が進化する!
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
世界的な鳥インフルエンザまん延によるたまご不足が起こっています。
イギリスでも有名菓子店やパン店が
販売を休止したり、
アメリカでも、ニワトリを
家で飼育するための
サブスクまで出てくる事態です。
そんな中、面白い状況もあります。
ブランドたまごの輸出入と
メニューの進化
です。
例えば中国では、
「どうせ高いなら日本産の良いたまごを。」
とちょっとしたブームになってまして、
日本式のシンプル卵かけ御飯から、
ちょっとひと手間加えた進化版メニューが
人気になったりもしています。
◆高騰でこだわり卵との差が小さく
また、たとえば
1パック200円の卵とこだわり卵300円だと
1.5倍になりますが、
350円の通常卵と450円のこだわり卵では、
おなじ価格差ですが、値上がり率は
3割増しです。
高騰するほど、
こだわり卵の「高いなあ」感が
少なくなるんですね。
さらに、一食あたりにすると
そう大きな値段差でもなくなりますから、
「それなら良い卵にしてみよう。」
と考える人も増えてきているんですね。
コストをシビアに考える飲食店さんでも、
たまごを差別化の攻めに活用する
そんなお店も増えてきている印象です。
◆海外で増える日本式たまごメニュー
そして、世界的な鳥インフルまん延は
いやおうなく海外でも養鶏の
飼育管理レベルを上げざるを得なく
なってきていまして、
多くの生産者さんのご尽力によって、
生食に近い形で食べられるレベルの
養鶏をされている農場が世界でも
増えてきています。
その結果、
低温調理ブームにのって、
日本ではフツーに普及している
温泉玉子や卵黄アレンジ
のようなメニューが
海外でも高級店を皮切りに
広まりつつあります。
なかなか面白いですね~。
海外の料理人さん、
美食家さんの視点で
日本の玉子料理をぜひ
再定義していただいて、
思いもしなかった面白い魅力が
この先出てくるんじゃないかと
超わくわくしています。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。