ブルガリアのたまごサンド「プリンツェシ」が超うまい!
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
仕事柄、海外のいろんな
たまご料理を試すんですが、
ブルガリアの定番な朝食たまごサンドが
めっちゃ美味しかったのでご紹介。
「プリンツェシ」って言います。
直訳すると「お姫様」。
サンドイッチといっても
オープンサンドでして、
たまごとチーズを混ぜたものを
バターを塗ったパンにた~っぷり塗って
それをオーブンで焼いたものです。
これがまた、
超~!うまいんですよ。
他のたまご料理では
ちょっと感じたことのない食感で
ウチのスタッフいわく
「厚焼き玉子サンドと
フレンチトーストの中間だ。」
ハマります。
家庭ごとに
いろんなバリエーションがありまして、
たまごとチーズだけじゃなく、
そこにひき肉を混ぜたものも
メジャーです。
◆ブルガリア独自のたまご料理・・!
たまごサンドって
世界に色々ありまして、
日本のようなゆでたまごマヨ和えのサンドから、
アメリカのように目玉焼きにして挟んだり
フィンランドのようにゆでたまごスライスを
魚といっしょにたっぷりはさんだり・・・
ホント様々です。
ですが、
生卵の状態から
チーズや他食材を混ぜ、
それをパンに塗って焼く
・・・というのは近隣諸国にもありません。
ブルガリアの完全オリジナルですね。
歴史的にはそんなに古いわけじゃなく、
1960年代に考案されたのだとか。
なのに『お姫様』と呼ぶのは
なかなか面白いですね。
ブルガリアは食べ物に
歴史的な場所や人物の名前を付けるのが
一般的だったことがありまして、
トラキアの王女さまの名前にちなんで
こう呼ばれるようになった、
なんて言われています。
ブルガリア伝統でほかにも
「アンフォラ」
「トリモンティウム」
「トラキア」
なんてお菓子がありますが、
これも同じ命名方式ですね。
日本で言う
たくあん(沢庵和尚が由来)とか
治部煮(石田治部少輔(石田三成) が由来)
みたいな感じですね~。
プリンツェシの作り方は下の通り。
<準備するもの>
・スライスしたパン4枚(硬いのが合います)
・鶏卵 2個
・フェタチーズ(またはカッテージチーズ)一握り 1/3カップ
・チーズ(お好みの種類・すりおろすか細かく刻む)1/2カップ
・バター
・塩 少々
<作り方>
①卵をボウルに割る
②フェタチーズ(またはカッテージチーズ)と
お好みのチーズをそこにガバっと入れ、
塩ひとつまみ加える
③トロッとなるまでよく混ぜる
④薄くバターを塗ったパンに③をたっぷりと山盛りに塗る
⑤オーブントースターで焼く
⑥オレガノまたはパセリを振って完成です!
香りも良くって最高です。
②のチーズは、お好みでいろいろ
変えてみても美味しいです。
試しに、フツーの食パンに
パルメザンチーズ&とろけるチーズ
でも作ってみましたが、
これも!かなり美味しかったです。
◆飲食店メニューとしてのメリット
利点① とにかくバリエーションが多い
:チーズの組み合わせやひき肉などの
使い方で、かなりお店の特徴も出していく
ことができます。
利点② コスト的にも有利
:たまごをたっぷり使う点で
見た目よりもコストは安めです。
利益メニューになり得ますね~。
利点③ オペレーションもラク
:やってみると分かりますが、
かなり短時間でできちゃいます。
朝食メニューとしてのメリットは
かなり大きいですよね。
ブルガリア語でおいしいは
『ブクスノ』。
ぜひ、ブクスノ!なたまごサンドを
ご繁盛メニューとしてあなたのお店で
活用くださいませ~。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。