ゆでたまごとオムレツ、どっちが体に良い?
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
ときどきお客さんに
「たまごって
健康に良いって言うけど
調理方法で栄養成分って
変わるの?」
って聞かれることがあります。
たしかに・・・!
野菜の栄養だったら
調理のやりかたで
栄養素が減ったり
ぎゃくに吸収しやすく
なったりと、
けっこう
テレビでも料理本でも
詳しく伝えていてるんですよね。
なのに、
たまご料理は
ゆでたまごと生卵、
オムレツにした場合や
温玉にしたときで
いったい?
どの食べかたが
もっとも体に良いのか!?
・・・なんてことは
さほど紹介されていません。
そこで本日は
調理方法と栄養の関係を
お伝えしてみます。
◆ゆでたまごは栄養バランス最高でヘルシー!
一言で言うと
ゆでたまごは超ダイエット向き
です。
カロリーはたった78kcalしかありません
なのにタンパク質、脂質、必須ビタミン、
ミネラルをバランスよく含んでいて、
ゆでても
卵の栄養素のほとんどが
保たれます。
脳の発達や認知症予防に必要な
コリンも一食当たりで
たっぷりとれます。
◆オムレツは栄養吸収の相乗効果大
まずオムレツの利点は、
美味しく食べやすい
という点です。
これ、すごく大事なんですよ。
すごくレシピが多いんですね。
そして
チーズや野菜、
時には肉などの
食材と合わせやすい
いろんな栄養素のタッグが組みやすい
というメリットが
すごく大きいんです。
じつは
たまごと野菜を一緒に摂ると
ニンジンのβカロチンなど
脂溶性ビタミンの吸収率が
最大5倍に増える
という研究報告が出されています。
(関連:たまごとサラダでビタミン吸収がめっちゃ良くなる!【米国研究】 | たまごのソムリエ面白コラム)
オムレツって
その点ですごく理にかなってます。
つまり、
野菜やチーズ入り
オムレツにすると、
健康のために
栄養吸収を
すんごく高められる
ということですね。
まいにち野菜を
たくさんとる、
って大変ですが
オムレツで食べるなら
野菜もいっぱい入れられますし
さらに吸収効率も良いわけです。
ただし、調理で
バターや油をつかいますから、
カロリーはゆでたまごよりも
増えてしまいます。
そこはゆでたまごと比べての
デメリットですね。
◆生卵は黄身栄養に理想的、温玉は腹持ちOK
ちなみに
栄養吸収でいいますと、
黄身は生の状態
白身は加熱した状態が
もっとも消化吸収が良くなります。
つまり、
たまごかけごはんは
美肌や健康寿命を伸ばす
黄身の栄養素を
すごく摂りやすく、
黄身が加熱
白身が半生な
温泉玉子は
消化吸収に時間がかかりますから
栄養面で効率がわるくとも
『腹持ち』が
非常に有能だということですね。
まとめますと、
・カロリー抑えつつ健康になるならゆでたまご
・他野菜と最大限栄養をとるならオムレツ
・美肌などには生卵
・空腹対策なら温泉玉子
です。
ぜひご参考くださいませ~。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。