インバウンドで受ける意外な日本的たまご料理って!?その①
春節キャンペーンを
やっているお店を見かけます。
コロナ禍が昨年5月に
第五類に移行して10か月
海外からの旅行者さんも
以前のように戻りつつあります。
ザ・日本!というたまご料理を
提供したいところですが、
実は意外な料理が「日本っぽい。」
と思われているんです。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
日本らしいたまご料理
って言うと、
あなたは何を
思い浮かべますか?
「そうだなぁ・・。
やっぱり玉子焼きかな。」
「たまごかけごはんじゃない?」
そんな声が多いかもしれません。
たしかに。
ですが、海外の方から見て
「これは知らなかった。
美味しくて珍しい
タマゴ料理の体験だ!」
と思ってもらえる玉子料理は、
実はもっと他にあります。
◆親子丼
あぶった鶏肉を
出汁で煮込んで卵で絡め
トロとろになったら
ご飯に乗せる。
これ、美味しいですよね~。
ご飯におかずを
乗せて食べる「丼」
という料理方式に
抵抗がある海外の方は
けっこういらっしゃるのですが、
この
親子丼だけは大丈夫
という人も多いようです。
少し話はそれますが、
僕の知人の米国人は
日本の怪獣映画ファンで
「オヤコドンって
カイジューっぽい響きが
すごくクールだ。」
と気に入ってました。
◆オム焼きそば(オムそば)
えっ!?
これってたまご料理!??
と思うかもしれませんが、
海外では
焼きそばとは全く別物、
「日本のたまご料理」として
紹介されるケースを良く見ます。
ハッキリした風味の
ソース味も、
海外では欧米アジア問わず
人気なんですよね~。
たまご推し
の視点でオムそばを
アピールする
のは
海外の方にかなり有効です。
◆煮玉子
これって中華じゃないの!?
と思われるかもですが、
世界的には違ったりします。
僕も煮玉子っていうと
台湾料理か中国料理という
イメージですが
日本の特異的なのは
半熟トロトロ煮玉子
ですね。
これは確かに
海外ではあまり見かけません。
塩味の半熟たまごですら、
アジアに浸透したのは
日本のある企業さんのご尽力の
おかげ。
進化した日本の「ラーメン」は
欧米どころかアジアでも
「日式」として「日本の料理」と
認識されていまして、
煮玉子もそれに連なる
『日本食』のイメージなんです。
◆和食=日本食じゃない
僕たちは
ジャパニーズおもてなし料理
というと、
なんとなくステキな
懐石料理みたいな『和食』を
想像しがちです。
でも、
はるばる日本にいらっしゃる
海外の方からすると
僕たちが
日常的に食べている
ふだんの料理・日本食
がとても魅力的なんですね。
そして、
世界トップクラスのたまご好き民族な
ぼく達からすると、
フツーのたまご料理なのに
世界的には珍しくて魅力的
なものが沢山なんです。
ぜひ、
これからのインバウンド需要
メニューに取り入れていくのが
おもしろいんじゃないかと思います。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。
明日に続きます