〇〇が違うだけ!?インバウンドでウケる意外なたまご料理 その②
ニセコが海外バブルで
ラーメン一杯3800円に
なんてニュースが
話題になってますね。
円安もあって
海外の方からすると
日本はかなり魅力的な保養地に
なっています。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
昨日の続きです。
(インバウンドでウケる意外な日本的たまご料理って!?その① たまごのソムリエ面白コラム)
海外の方から見て
「日本に来てよかった!
美味しいし珍しいね!
このTAMAGO料理」
と思ってもらえる玉子料理は、
ぼく達が想像するものと
ちょっと違っています。
エッ!
こっちのほうが
「日本食のたまご料理」
として受けるの!?
と驚くことが良くありまして、
そんなたまご料理は
きっと、あなたのお店で
繁盛&粗利の源泉となります。
本日は海外の方に
「 意外にうける卵メニュー」を
前回に続いて
ご紹介しますね。
◆茶碗蒸し
ふるふるの食感は
万国共通で好まれてます。
茶碗蒸しってそもそも
中国料理として江戸時代に
定着してるんですね。
ただ、中国のものとは
食感もだいぶ違ってきて
いまして、
『ジャパニーズ
ダシ エッグカスタード』
なんて訳されてますが、
ようは
限界まで
和の出汁を味わう
たまご料理!
としてこれをベスト和食だと
評する海外の方も多いんです。
あと人気な理由の一つは、
『専用の容器』
だったりもします。
冷めないように
フタつきのステキな柄の
陶器に入っている事が、
外国の方にとって
茶碗蒸しの魅力を高めているんですね~。
「この玉子料理のため
だけに専用の容器を、
どのお店でも
用意しているんだぜ。」
考えてみると、
ワクワクなこだわり感
ありますね~。
◆玉子豆腐
出汁と卵液を混ぜて
蒸し固めたもの。
ツルン!とした食感が最高です。
「寄せ卵」の名で
江戸時代のレシピ本にも載っている
由緒正しいたまご料理です。
『豆腐』といいつつ
大豆は不使用で
豆腐要素なのは
そのカタチくらいです。
数十億円規模の
国内消費がありながら
家庭ではほぼ作られない
という珍しいたまご料理
でもあります。
なんでしょうね…?
「玉子豆腐、よく家で
作って食べるんですよ。」
なんて人にほぼ
会ったことがありません。
海外ではその食感が
人気で、
ニューヨークの大戸屋でも
かなり高評価な一品だと
聞いたことがあります。
「TOFU」名の良イメージも
作用しているかもしれません。
特徴としては
ひんやり冷たい
玉子料理
という点が
海外の方にも
めずらしがられるようです。
考えてみれば、
あえて冷やすたまご料理って
かなり少ないんですよ。
有名どころでは
プリン
くらいかもしれません。
◆かきたま汁
和のお汁に
花が咲いたような
ステキなスープ
そう評されて
海外では意外な人気があります。
「日本で食べて一番感動した。」
とおっしゃっていただいた
こともあります。
ただ、
かきたま汁って
シンプルなだけあって
いろんな国の料理に
たまごスープとして
あるんですよ。
中華料理の
『蛋花湯(タンファータン)』
は有名ですよね。
フレンチやイタリアンにも
ありますので
こんど体系的にご紹介
してみようと思ってます。
◆じつは〇〇が違うだけ!?
たまごの多様性のスゴさ
お気づきかもしれませんが
今日紹介した
3つの玉子料理は
どれも
だし汁+卵液
がメイン食材です
ある意味
その比率が違うだけ。
ちなみに
かきたま汁>茶碗蒸し>玉子豆腐
の順にだし汁比率が
高くなります。
考えてみると
どれも類似の味なはずですが、
料理としての印象は
まったく違いますよね。
それは、
たまごの加熱特性や
食感の違い
温度や魅せ方の工夫など
たまご調理の多様性の
なせるワザです。
おなじ『あんこ』を使っても
「まるで宇宙だ。」と
評されるくらい
多様な世界観を
和菓子が表すように
卵の世界も
出汁と卵の相性で
和食として素晴らしい
多様性があります。
ぜひ、
海外の方のおもてなしに
あなたのお店でも
演出次第で
大きな満足になります。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。
また次回へ続きます!⇒