インバウンドでウケる意外な和食たまご料理 その③
インバウンド需要が伸びています。
日本政府観光局の発表では、
今年1月の訪日外国人数は268万人
前年比8割増しでコロナ前と
ほぼ同じまでもどっています。
中国人観光客が
ピーク時のまだ半分しか
もどってないのにこれですから、
この先もすごそうですね~。
彼らへ向けた
たまごメニューの利点を
ぜひとも取り入れるべきです。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
外国人観光客にウケる
たまご料理、の続きです。
(インバウンドでウケる意外な日本的たまご料理って!?その① たまごのソムリエ面白コラム)
(〇〇が違うだけ!?インバウンドでウケる意外なたまご料理 その② | たまごのソムリエ面白コラム)
海外の方から見た
「魅力あるJAPANたまご料理」は
ぼくらが想像するものと
ちょっと違います。
◆伊達巻・錦玉子
ごぞんじ
おせちに入っている
2大たまご料理です。
和のイメージをともなって
美しい・・・!
食べてみたい!
と、時々海外で話題になってます。
伊達巻じゃない
ふつうの玉子焼きのほうは
海外でも和食レストランなど
食べる場所もあるんですが、
この伊達巻と錦玉子、
この2つの玉子料理は
あまり知られてないため
日本へ旅行して
はじめてみた!魅力的!
と感じていただけるようです。
どちらも
おせちの定番ですが、
べつにお正月じゃなくても
上記写真↑の料理のように、
「和食アラカルト」など、
めずらしさと美しさを
両立する一品として
いろんなシーンで
ご提供できるんじゃないでしょうか。
◆薄焼きたまご・錦糸玉子
ごぞんじ
薄く焼いた玉子と、
そして
それを細切りにして
お寿司などの彩りに
沿える糸状のたまご料理です。
江戸時代の人気料理本
「卵百珍」には
白身だけの錦糸玉子「白髪卵」
それに炭をブレンドして
黒くした『黒髪卵』など
いくつかのバリエーションも
紹介されてます。
薄く焼く
それを切る
・・・という
シンプルな料理ですが
なぜか
世界的にはレアな調理法らしく
調べてもほとんど見かけません。
なので、
このたまご料理の
その繊細な細切りと色合いに
「日本的な美」を見いだす
海外の方も多いようです。
ちらし寿司やそうめんなどを
日本人の方がパーティ料理で
供されたりして、
そこで知って興味を持ってくださる
ことも少なくないみたいですね。
ちなみに
玉子料理って冷凍できない
ものが多いのですが、
錦糸玉子と薄焼き卵は
その薄さのおかげで
冷凍しても食感が変わらず
食べられます。
なので業務用としても
かなり広く使われているんです。
便利なんですよね~。
そして、
薄焼き玉子は
切れ目を入れてくるっと巻くと
『菊かざり』になります。
和のステキさをとっても感じますが
じっさいは洋のスープや
中華の料理、汁物以外でも
使える技法じゃないでしょうか。
ぜひ、
海外の方への魅力高いたまご料理、
あなたのお店の魅力アップに
取り入れてみてくださいませ~。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。
つづきます。