真逆のおいしさ!魅惑のエッグコーヒー2つ
たまごを使った
ちょっと変わったコーヒー2種
お店で目を惹くメニューに
なるかもしれません。
ご家庭でもできますよ♪
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
たまごとコーヒー
というと、
モーニングの目玉焼きメニュー
のイメージですよね?
でも、これが
たまごを使った
めっちゃ美味しいコーヒー
のことだと知ると
ビックリしませんか。
◆飲むスイーツ!?エッグコーヒー
ベトナム発祥の
エッグコーヒー
というものがあります。
濃く入れたコーヒーに
黄身と砂糖とコンデンスミルクを
加えたもので、
甘くて苦くて
めっちゃ美味しい、
思い出しては飲みたくなる
やみつきの味です。
ベトナムがフランスの
植民地支配下だったころ。
コーヒーでつかう
牛乳が不足していて
とても高価だったんですね。
そして、
ベトナムで栽培に適した
コーヒー豆ロブスタは
めっちゃ苦味が強いのが特徴
やっぱりミルクがいるなぁ・・・
そこで、
料理人さんは考えました。
イタリアのコーヒー
カプチーノは
ミルクをふわふわに泡立て
飲んでいるな。
これって
卵で代わりに
できないだろうか!?
卵の黄身を使ってみると
クリーミーで
カスタードみたいな
食感になって、
濃厚さとなめらかな口当たりが
めっちゃ苦味と合う
美味しいコーヒーになったのです。
◆クリアな味!北欧エッグコーヒー
そしてもうひとつ。
ベトナムの
エッグコーヒーとは真逆!
クリアな味を楽しむ
北欧式スウェーデン
エッグコーヒー
があります。
こちらは
コーヒーを『淹れる』のに
生卵を使うんですね。
1800年代に
スウェーデンから米国への
移民によって考案されたと
言われています。
ルター派の教会から広がって
米国では中西部地域で
飲む方が多いんだとか。
なんで教会かというと、
めっちゃ大量に作れるので
人が集まる場所でよく
飲まれたから。
生卵で淹れるコーヒーなんて
ちょっとビックリですね。
作り方は、
挽いたコーヒー粉に
生卵一個を混ぜて
湿った土みたいになった
ところへお湯を注ぎ
3分間ボイルします。
あとはドリップしたら完成。
ちょっと軽めの
すんごくクリアーな風味の
美味しいコーヒーになります。
「たまごで煎れたんだ。」
って言っても
信じてもらえないくらい。
これはおそらくですが、
フレンチで清んだスープを
つくる際に
卵白を使って雑味やアク・不純物を
とりのぞく技法とおなじで、
たまごの吸着作用を
つかってより清んだ純粋な
コーヒーの味を手軽に楽しむ
テクニックでしょう。
詳しいレシピはこちら→(たまごで作るコーヒー!?がある【北欧伝統】たまごのソムリエコラム)
◆お店でも手軽に出せる!
黄身の滑らか食感で
コーヒーにコクと
クリーミーさを与える
ベトナムエッグコーヒー
そして
白身の吸着効果で
不純物をのこらず取り去り、
コーヒーの魅力を
最大限まで高める
名わき役な
スウェーデンエッグコーヒー
どちらも
たまごの機能性を
フルに役立てた
名たまご料理と言えます。
両方とも
必要な器具や食材は
カフェ・レストランに
あるもので十分できますので、
繁盛につながる
お店の意外な一品として
おもしろいんじゃないでしょうか。
ぜひお試しくださいませ~。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。