たまご価格の変動お国柄
米国ではこの時期
鶏卵価格がめっちゃ高騰します。
じつはあのお祭りのせい。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
今日はたまご相場
価格のはなしを。
日本では
昨年の鶏卵相場価格の
大高騰が収まったあと
また週一ペースで
すこ~しずつ相場価格が上がって
きていまして、
「また去年みたいに
高くなるの?」
とちょくちょく
聞かれるようになりました。
たしかに相場価格は
あがってきていますが、
これって
例年の流れのとおり
なんですね。
昨年の大不足による
大高騰とはちがいます。
2月から3月にかけては
洋菓子さんも飲食店さんも
比較的いそがしい時期で、
たまごを多く使います。
なのに、
2月から3月は
全国のたまご生産量は
多くないんです。
これは、
いちばん多くつかわれる
年末12月が終わって
やれやれ、と2~3月に
ニワトリの入れ替えをするためです。
なので例年
春先のたまごは
相場が上がりやすくなっています。
◆米国ではたまご高騰中〇〇〇〇のせい
そして米国ではいま
たまごがかなり高騰しています。
鳥インフルエンザの影響も
あったのですが、
それと併せて大きいのが
イースター(復活祭)
宗教にかかわらず
国民的行事になっている
このイースターは、
春の生命を祝う祭りで
たまごが象徴
なんですね。
ですので、
あらゆる町で開催される
イースターイベントでは
めっちゃ卵をつかいます。
エッグハントといいまして
卵型のおもちゃを探して拾う
イベントや、
本物のゆでたまごに色付けして
プレゼントしたり
たまご転がし(エッグローリング)
なんて遊びをやったり・・・
結果として普段とくらべて
すんごい量のたまごを
この時期は全米で使うんですね~。
以前も書きましたが、
たとえばホワイトハウスでは
大統領のファーストレディ主催で
数万人が参加する
イースターイベントがあります。
上記はバイデン大統領と
子供たちのたまご転がし。
オバマ大統領のときには、
2万個近くのたまごを使って
動物愛護団体から「使い過ぎ!」と
講義の声がきたこともあるくらい。
これが全米ですから、
結果として足りなくなっているんです。
イースターは日付が
毎年変わるんですが、
今年は3月31日。
もうしばらく高騰が
つづきそうです。
◆連休やイベント前は高騰しやすい
日本でも同じような傾向
がありまして、
みんながワイワイと遊びに出る
行楽の時期は、
お土産のお菓子を事前につくったり
その直前は外食さんが
在庫を増やしますので、
ゴールデンウイークや
お盆やシルバーウィークの
直前2週間くらいは
卵の価格が上がりやすいのです。
ですので、
直近ですと
4月の後半はたまごの値段が
上がりやすいので、
飲食店さん洋菓子店さんなどでは
ちょっと早めに注文をすると
価格的にもトクが出るんじゃないでしょうか。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。