めずらしい鳥のたまごがほしい!?卵ハンターの季節
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
ニワトリは一年中
卵を産んでくれますが、
春から初夏にかけたこの時期
北半球の鳥さん達は
一年に一度だけの
たまごを産み育てる
真っ最中です。
そして・・・
『卵ハンター』
が活躍する時期
でもあるんですね。
ぼくは超くいしんぼな
『美味しいたまごのハンター』ですが
この場合の卵ハンターとは
卵コレクターのこと。
めずらしい鳥の卵を
収集する人
って、世界にたくさん
いるんですよ。
めずらしい鳥なら
卵はもっとめずらしいですし、
よくいる鳥でも
卵はめっちゃ変わっていたり
美しいこともあります。
たとえば
あなたもよく見かけるカラス。
ちょっとビックリなくらいの
あざやかな青色をしています。
とはいえこれは
ステキな趣味とはいいがたい
ことが多いんです。
野生の鳥は
かぎられた時期しか産卵しないですし、
しかも巣を荒らすのは
法律で厳しく制限されている
ことの方が多いんですね。
なので時には非合法な手段で
卵をゲットする人達もいるようです。
海外では
ガケの斜面を降りて密猟したり、
バードウォッチングのふりをして
巣を見つけ、
タイミングを見て巣から盗んだり・・・
これ、けっこう深刻なんですよ。
卵を捕られるのって
種の絶滅危惧にもつながりますし、
捕る方だってキケンで
死亡事故も多くあります。
どの国でも制限をかけていまして、
希少な海鳥も多いイギリスでは
国家野生動物犯罪ユニット
(National Wildlife Crime Unit)
という組織が
オペレーションイースター
と銘打って
春のたまご泥棒対策を
30年近くつづけているんですね~。
◆ハトやカラスの巣卵も勝手に除けない
ちなみに日本でも
鳥獣保護管理法というものがありまして、
鳥獣や鳥類の卵を捕獲、殺傷、採取
することは原則として禁止されています。
違反した場合には1年以下の懲役
又は100万円以下の罰金ですから、
けっこう重い罪になるんですね。
ですので、
ハトやカラスが
ベランダに卵を産んでも、
これを取り除くと罪になりますので
ご注意を。
バトル中華料理マンガの金字塔
『鉄鍋のジャン』には
ハトの卵(鴿蛋)をつかった料理が
出てきますが、じつは日本国内なら
これもアウトなんですね~。
僕もめっちゃ食べてみたい!
と思いながら読んでましたが・・・。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。