小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

年明けのたまごはお買い得

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前に
テレ朝情報番組スーパーJチャンネルさんで
「卵の価格」についてお話をしました。

 

その際に、

年があけると
卵の値段は下がります。

とお伝えしたんですね。

 

高くなっている時期に
鋭い予想・・!なんて自賛したい
ところですが、そうじゃありません。

これ例年そうなってまして
今年に限ったことじゃないんです。

 

◆正月はたまごが余って相場が下がる

カンタンに言うと

年末までは
たまごを欲しい人が
作り手よりも多く、

年が明けると
欲しい人が減る(落ち着く)

だから値段が下がる

ということです。

 

年末まではクリスマスケーキや
忘年会の料理、そしておせちと、

たまごを使うお客様がたくさんいらっしゃいます。

ですが、
正月3が日になると洋菓子店さんも飲食店さんも
お休みのお店が出てまいります。また、
一般のお客様も家でのんびりされますよね。

つまり正月は
たまごを料理したい人が
大きく減るんです。

ですが、農場のニワトリさんは
正月なんて関係ないですから、
休まずたまごを産んでくれます。

すると、
買いたい量と生産量のバランスが
やや崩れて余り気味になるんですね~。

 

◆たまご価格はレタスとおなじ!?

そもそも
「たまごの価格が変わる理由」って
レタスやキャベツ、葉物野菜の価格変動
すっごく似てます

「冷凍での量の調整ができない」

「輸入での量の調整ができない」

という点が同じなんですね。

なので
その日の需給バランス、つまり

ほしい量と産まれる量バランスで
カンタンに値段が変動しやすいんです。

夏場にたまごが安いのは、
バテ気味でたまご料理を食べたい人が減る、

たとえばケーキよりもアイスを食べる人が増えて
たまごが余りやすいからです。

年末はその反対。

そして三が日で余る。

傾向は毎年同じなんです。

じっさいのところ、
今年の正月も「ようやくお買い得に!」なんて
ニュースになってました。

一週間後の年明けもそうなるでしょう。

ぜひ、正月直後に
たまご料理ライフを楽しんでくださいませ。

 

そして
そこからまた価格は上がっていきますので、
ご飲食店さまは早め早めの注文で
ちょっと在庫を持つ方がおトクです。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム2024年12月28日