黄身が多かったり無かったり_(二黄卵と無黄卵)
「あれ・・?なんかヘンだな。」
街を歩いていて、こう思ったことはありませんか?
たいていの場合、 「普段そこにあるべきものが無い。」ことが多いそうです。
今まであった店が更地になっていたり、看板が改装で外れていたり。
さて卵で、こんなことが起こったら、皆さんどう思われるでしょうか。
【ニュース】気味悪い?黄身なし卵
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20090701-OYT8T00015.htm
「ゆで卵を剥いたら、黄身が無かった」というニュースです。(写真あり)
……ほとんどの方の人生にとってどうでも良さそうなニュースの気もしますが、なぜかヤフーのトップニュースに取り上げられていました。 。
さて、 このたまご、
全部が白身。
もちろん食べても健康上の問題はありませんが、ほくほくの甘い黄身のゆでたまごを期待していたら「無かった。」というのはちょっとショックですよね。
さて、この様なたまごのことを「無黄卵(むおうらん)」と言います。
経験的に、まだ産み慣れていない、若鶏のたまごに出る印象があります。
この記事でも「小さい卵だった。」とおっしゃってますが、これも若鶏の産む卵に見られる特徴の一つです
もともと確率が少ない上に、「透光検卵」という工程で目視除去しますので、お客様の目にとまる事はほとんどありません。
逆に黄身が倍、
2個入った卵を「二黄卵(におうらん)」と言います。
これも、産み慣れていない「若鶏」に多いたまごです。
「昔たまご割ったら、黄身が二個あってさー、ラッキーだったよ!」
こんな話を聞きます。
よろこんでもらえるのは大変うれしいのですが、基本的にこの二黄卵も「目視除去」してしまいます。
お客様の食卓に届く確率は低いです。
「割ってみたら黄身が二つだった。」
「予期せぬ喜び」となってくれればイイのですが、摂取カロリー制限中の方、ケーキのようにレシピに沿って料理される方もいらっしゃいます。
この様なお客様にとって、「想定した分量と違う」ことはマイナスになってしまいます。
お客様の不利益も考えられることから、この「二黄卵」も無黄卵と同様に一般の卵に混ざらないようにチェックしているのが現状です。昔とくらべ、検査精度が上がっていますので、ますますお手元には届かないかと思います。
「えー、残念!」
そんな方もいらっしゃいます。
「めったに無いレアたまご」
に出会えたら、うれしい方も多いはずですよね。
そんなワクワク感も価値として提供するお店があります(尾道・いっとくグループ)。
自然に近い開放鶏舎の元気鶏から、わたくしどものスタッフがひとつひとつ手でより抜いた双子卵黄のレア卵料理が味わえます。ぜひ一度、お近くにお寄りの際にお試しになってみてください。いろんな料理もめっちゃ美味しいですよ。
■ところで・・
「におうらん(二黄卵)」とタイプすると、
「臭う卵」、「仁王卵」の2変換のみ出ます。
どっちも想像するとなんかイヤな卵ですね(^^;)