たまごづくし_料理文化の深さに脱帽!
たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。
マックのグラタンコロッケバーガーが今年も発売され、その「原料のスゴさ」がツイッターなどで話題になっています。
ほとんど小麦粉・・・! これはスゴイ。 中に入っているマカロニだって小麦粉ですからねー。 まさに小麦文化の叡智を集めたメニュー、実はスゴイ料理なんですね。 なんというか、山芋と大豆で「うなぎの蒲焼」を作っちゃう「精進料理」に通じるものがありますよね。
日本文化にだって、日常的に食べるもの中にもこういう文化の極みとなる料理があるんですね。
それは、味噌汁。
ご覧のように、豆腐と油揚げの味噌汁の場合、ネギとだし以外はほとんど大豆です。 あまり意識しませんが、長い年月をかけて培われた、「大豆文化」の粋を集めた料理なんですねー。 これまたスゴイです。 (そういえば「冷奴に醤油」や「味噌田楽」だって大豆づくしですね。良く考えてみると。)
では、たまごだけで・・・の料理なんてェはあるのでしょうか??
フランスではどこのビストロに入ってもコース料理の最初に出てくる前菜、マヨネーズソースをかけたゆでたまご「ウッフマヨ(œufs durs mayonnaise)」という料理があります。 これは非常にシンプルな料理で、基本食材はたまごだけ。(^^) これがマタ美味しいんですよ!
この前菜たまご料理「ウッフマヨネーズ」はフランスでは『ウッフマヨ品評大賞』まであって、毎年大賞受賞のお店が表彰され、それ食べたさにお客様が殺到するのだとか。 ミシュランのたまご限定版みたいなものでしょうかね!? 上の写真は今年2012年受賞のレストラン「エバズィヨン」のウッフマヨネーズ。 とっても美味しそうですね!
この「ウッフマヨネーズ大賞」はかなり面白いので、また後日改めてご紹介しますね。
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