小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

日米たまご春の新作ハンバーガー対決

 

nitibei_tamagobaga_taiketu.jpg

こんにちは! たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。

米国マクドナルド4月の新メニューは「白身だけを使った黄身無しマフィン」の朝食セット。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130315-00000018-jij-n_ame

対して日本モスバーガー春の限定朝食メニューは「卵かけごはんをイメージしたライスバーガー」の朝御膳。(http://news.mynavi.jp/news/2013/02/25/157/index.html

どちらもで「体にやさしい商品」がコンセプトの朝食メニューなのですが、卵に対する健康感が全く違っていて、興味深いです。(^^)

「たまごにはコレステロールが多いので、あまり食べないようにしている。」、、、という誤解にもとづいた考えは、日本ではずいぶん減ってきたと思います。 ですがもともと世界トップクラスのたまご消費大国日本(平均消費量は約一日一個・330億個程度)とは異なり、米国では週に2、3個程度で卵にさほど健康的なイメージがないんですね。

◆たまごの黄身は血中の脂肪をかたづける特効薬!?
卵の黄身にあるコレステロールはいわゆる善玉で、コレステロールをコントロールしてくれるオレイン酸を豊富に含みます。 また血管を柔軟にして血中脂質を下げるレシチン(卵黄コリン)がタップリ含まれますので、脳こうそくや動脈硬化の元になる血流障害に対して非常に有効なんです。 また、炭水化物にコレステロール・中性脂肪を分解してエネルギーを取り出す働きのビタミンB2だって、たまごにはタップリ含まれます。 「たまごを沢山食べても血中コレステロール値は上昇しない。」という論文が国立栄養学研究所など多数の研究機関から報告されているんですねー。(参照

「黄身を除いたからヘルシー!」というわけでは無いんですけどねー・・・。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム2013年03月18日