たまごとインフルエンザワクチン
こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。
まだまだ暑いですが、あれやこれやとアタマの中はすっかり冬のことを考えています。
さて、冬の準備、というと実は卵が大きくかかわっているのをご存知でしょうか?
それは、「インフルエンザワクチン」。
いざ大流行した時に備えて、政府はたくさんのワクチンを備蓄するのですが、このワクチン製造にはニワトリさんの卵が必要なんですね。
これは、本来私たちが食べる卵とはちょっと違います。
まず「受精卵」でなくてはなりません。なので、本来なら飼うことのない雄ニワトリさんも飼育します。
そして生産場所も一般の食べるためのものとは異なります。 専用の特別飼育施設の中で、ワクチンのためだけに飼われているニワトリさんの卵でなくてはなりません。
さらに、生後半年以上で一年未満の若鶏の卵でなくてはいけません。
うーん、これは大変ですねェ。 要するに一年以上前に「若鶏」サンを用意しなくちゃいけない訳ですから、「来年の冬にどれくらいワクチンが必要なのか?」を一年前に決定しなくちゃいけないんです。急に「もっと作ってくれ。」はムリ、ってことですね。
最近では、もっと迅速な対応ができないものか、一度にたくさんのワクチンをつくる方法はないものか、そういった観点でカイコからワクチンを培養する方法であったりダチョウの卵を使う方法であったりさまざまな検討がなされています。
食べて健康になる!以外にも、卵は我々の元気に関わる、たくさんの方の命を守る役割をになってるんですね!
卵に感謝です。(^^)
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。