ワインと卵のムズカシイ関係
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
フレンチ料理店のオーナーさんと打ち合わせをしていた際にうかがったお話。
「ワインと卵は合わせにくい」
…のだそうです。
料理の組み立てとしてフレンチでは
「ワインを楽しむ料理」というのはとっても大事なコンセプトの一つ。
ただ……
ワインと卵、
特に赤ワインと玉子料理をわせるのが難しいのです。
赤ワインの重厚な渋みと風味が、卵の甘旨味とは合いにくいのです。
とはいえ、方法が無いわけではありません。
方法1:マヨネーズがあると相性が良くなる!
マヨネーズはフランス発祥との説が有力なだけあって、ワインとよく合います。実際フランスではコース料理の前菜として、ゆでたまごとマヨネーズをアレンジした『ウッフマヨ』という料理があります。ファンも多く仏国では毎年コンテストも開かれるくらい。実際は白ワインの方がよく合うそうです。(参照:たまごマヨネーズ最優秀賞受賞の前菜を作ってみよう!-たまごのソムリエコラム)
方法2:コショウなどスパイスを効かせる!
「香り」が一つのカギのようで、スパイスを効かせることでワインと玉子料理との相性は良くなります。例えば「悪魔風(ディアボロ風)」と呼ばれるフレンチの料理がありますが、これはふんだんにコショウを使った料理。「プーレ・ディアブル(若鶏の悪魔風)」が有名ですが、たまご料理でも「デビルエッグ(悪魔のたまご)」と呼ばれるものがあります。これは、固ゆでした卵を半割りして黄身を取り出し、コショウなどスパイスであえ白身に盛りつけた料理。これなんかはワインと相性が良いようです。(参照:伝統の「悪魔のたまご」料理レシピ-たまごのソムリエ面白コラム)
方法3:そもそもワインと合わせない!
あはは、身もふたもないですね。フランス料理には古くから沢山の玉子料理が存在します。フランスはオムレツ発祥の国、玉子料理の文化もかなり深いですが、「別に合わせなくっても良いじゃないの。」という感じの料理が沢山あるのです。
そもそも
卵はお酒全般と合わない…というわけじゃないんですね。
ワインと同じくファンの多いお酒文化「カクテル」、この語源は「コクティエ」、フランス語で「卵屋」を意味する言葉からとの説があります。
18世紀にフランス系の薬屋が、米国でブランデーに卵を混ぜたものを売ったところ大ヒットした事から名付けられたとの説ですが、蒸留酒とたまご、例えばブランデーやウイスキーと卵は非常に相性がグッド!なんです。
また、玉子焼きと日本酒、ビールと玉子料理の相性の良さを挙げる方も多いです。
そして…
方法4:直接!ワインと卵を合わせる
ワインに卵を混ぜるお酒があります。
「フリップ」というカクテルがありまして、これはワインと卵の黄身そして砂糖をシェイクしたもの。
お酒に卵を混ぜるカクテルは沢山存在しますが、ワインと卵黄または卵白を合わせたカクテルにも、有名なものがいくつかあります。
そう、直接混ぜるならば卵とワインは相性が良い…!と言えるのかもしれません。
料理別専用卵など83種のたまごをお届けしていることと、
料理を美味しく食べて頂くお手伝いをすること、
これが僕たちの取り組みでして、これを表す価値が「たまごのソムリエ」なのです。
ですが、本家ソムリエの方では卵とワインの相性に苦心されていらっしゃるとは……(汗)
ありがたい話です。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。