2種たまごの組み合わせは応用範囲が広い
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
マサチューセッツ工科大学の研究で、
すごい研究が報告されましたね。
「半殺し」にしたがん細胞を体に戻すと免疫療法が上手くいくと判明!https://t.co/CO9VmVlKFQ
MITは切り取ったがん細胞のDNAを損傷させると本来正常な細胞が持つアポトーシスを発することを発見。腫瘍に戻すことで自ら免疫システムに殺されるよう働きかけ免疫療法の効果を大幅に上昇させました。 pic.twitter.com/hzCXNE71b2
— ナゾロジー@科学ニュースメディア (@NazologyInfo) October 25, 2021
がん細胞を一部取り出し
「刻んで」「半殺し」にし
もう一度体に戻す。
すると、もとフツーの細胞だった時の
自己壊滅機能が
ガン細胞に復活し、
なんと40%のマウスで
腫瘍が完全消滅したとのこと。
すごいですね~。
切り刻んでダメージを与えると
元々の機能に目覚める。
なんだか、漫画で
敵に操られていた仲間が
ダメージで我に返る
みたいなカンジですね。
しかし、よくこんな方法を思いつきますね。
さて、たまごでも
「よく思いついたなぁ。」
となるような、
切り刻んで
元のものと合わせると
絶品の味になる
そんな料理があります。
フランスで定番の“前菜”
たまご料理に
「ウフマヨ(たまごマヨネーズ)」
というものがあります。
名前の通り、
マヨネーズとゆでたまごを合わせた
シンプルな料理ですが、
フランスの料理店ごとにこだわりの味があって
毎年「ウッフマヨ最優秀賞」まであるくらいです。
オバマ元大統領やプーチン大統領が
訪れたこともある名店
「オーベルジュ・ドゥシェ・ユー(Auberge d’Chez Eux)」
のウッフマヨは、
・ゆでたまご+マヨネーズソース
・刻み野菜を敷く
・上から刻んだゆでたまごをかける
という、
2種の「食感のちがうゆでたまご」を
合わせた料理で、
2013年に「ウフマヨ最優秀賞」を
受賞しています。
味付けもシンプルで、
比較的カンタンに作れますが
めちゃくちゃ美味しいんです。
コツとしては、半割りにするほうを
熱湯7分の半熟ゆでたまご
刻む(すりおろす)ほうを
12分固ゆでにすると
2種の食感の違いが際立って
絶品です。
〇ちがう食感の組み合わせは面白いかも!
こんな風に、ちょっと食感のちがう2種料理を組み合わせる手法は結構おもしろいんですね。
温泉玉子とゆでたまごを合わせたり、
目玉焼きと燻製たまごを合わせたり
個人的に好きなのが、
温泉玉子を巻き込んだオムレツ。
作るのにちょっとコツがいりますが、
いろんな食感がたのしめて、
かなり面白いです。
可能性のあるたまご調理方法だと思いますので、
ぜひメニュー開発のヒントになりましたら幸いです。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。