甘~い玉子酒・エッグノッグのバリエーションは世界中に
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
先日、たまごを使った季節のお酒
「エッグノッグ」について
今冬のメリットで言いますと、
・季節感が強い(クリスマス・冬季)
・ホットでも美味い
・簡単でオリジナルも作りやすい
・ノンアルコールも人気(ミルクセーキ)
・甘い風味が台湾「プリンミルクティ」などトレンド
などが挙げられます。
そこで、本日は、
アレンジのしやすさ
についてのお話を。
じつは!
エッグノッグって、
世界中にあるんです。
ものすごいバリエーションが
ありまして、欧州だけじゃなく
アジアにも伝統的に広がってます。
あなたのお店オリジナル性を
出すための、
大きなヒントになるかもしれません。
コキート(プエルトリコ)
…たまごとココナッツミルク、ラム酒をミックスして作ります。コンデンスミルクを加えたりもします。あま~いココナッツの風味がクセになります!
ロンポペ(メキシコ)
…たまごとシナモン、
そしてラム酒を混ぜたお酒。
メキシコ人がめっちゃ好きなお酒です。
ちなみにコレでスイーツやゼリーを
家庭でつくったりも。
ビブリア・コン・ピスコ(ペルー)
…単に「ビブリア」とも呼びます。
ピスコっていう
ワインからつくったブランデーと
たまごを混ぜてまして、
あと練乳を入れたりします。
アドヴォカート(オランダ)
…ブランデーと砂糖とたまごで作る
リキュールですね。
たっぷり卵黄を使っているので、
見た目はかなり黄色いカンジで
濃厚クリーミーです。
デザートなんかにも使われます。
ねっとり感があって、
僕も好きな味です。
ソーダ・シュア・ホット・ガー(ベトナム)
…別名「エッグソーダ」。
黄身と甘いコンデンスミルク、
そして炭酸水で割ったお酒です。
これ美味しいんですよ~!
うずらの卵を使ったり
いろんなバリエーションがあります。
ちなみにベトナムには
「エッグコーヒー」
なんてものもあって、
これも超美味です!
コーゲル・モーゲル(ポーランド)
…たまごの黄身と砂糖、
そしてチョコレートやラム酒で
香りづけしたもの。
ちなみに現地ポーランドでは
このお酒の名前が付いた
ドラマもありまして、
シーズン3まで出ている
人気ドラマです。
アイアープンシュ(ドイツ)
…たまごの黄身と砂糖
白ワイン、バニラを
混ぜてつくります。
寒いドイツの冬、
戸外のイベントで大人気の
ホットなお酒です。
上にたっぷりのクリームが
乗っていて、スイーツみたいで
飲みやすい!のが特徴。
ポンチェ・クレマ(ベネズエラ)
…牛乳と卵に砂糖ラム酒、
そしてバニラ・シナモン・レモン皮
などを混ぜて作ります。
赤道近くの国だけあって、
キリリと冷たいのオンリー。
バリエーションで
濃縮コーヒーを使った
ティラミスっぽいものもあります。
玉子酒(日本)
…これも立派な(?)エッグノッグです。
ただし「風邪ひいた時」って
イメージが強く、
居酒屋やバーで
出してるのは
見た事無いですね・・・。
◆『飲食店』のドリンクメニューとして優秀かも?
エッグノッグに限らず
たまごをつかったカクテル
やドリンクって、
けっこう種類があるんですね。
ただ・・日本の、
お酒主体の「バー」では
生卵の消費が少ないため
材料として使いにくく
あまりメニューに入れない
傾向もあるようです。
ですので、
たまごの回転が比較的良い
「飲食店さん」の
お酒メニューとしてなら
活かしやすいんじゃないでしょうか。
ぜひ、たまごを活用した
季節感お酒メニューで
あなたのお店の
繁盛になりましたら幸いです。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。