なぜ目玉焼きは晩御飯で食べないのか?
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
以前、パン屋チェーン店の
オーナーさんとお話をしていたとき
「私は晩御飯にパンを食べてもらう、
それくらいパン文化が
生活に根付いている
それが目標なんだ。」
そうおっしゃっておられました。
・・・!
言われてみれば、たしかに。
伊藤忠系列社調べによると
毎日パンを食べる人は3割もいるそうです。
週に一回以上となると8割5分
すごいですね~。
でも、
「晩御飯」で食べる人って
どれくらいいるでしょう??
海外なら当たり前なのに・・・!?
でも、レストランで夕食に
コース料理を食べるなら
違和感なくパンを楽しむ…
そんな方は多いんじゃないでしょうか。
でも、家では食べない。
考えてみれば、不思議ですね~。
同じように、「たまご」も
どちらかというと朝ごはんが圧倒的に強い食材です。
マンガやドラマで良くありますが、
↑こんな風に目玉焼きが出てくると
『朝ごはん』の象徴なんですね。
晩御飯に目玉焼きを
食べる人ってあまりいません。
「ビスマルク風」って言いまして、
目玉焼きを乗せたハンバーグや
ステーキもありますが、
この場合はあくまで「肉が主役」ですよね。
玉子焼きも晩御飯としては
食べなくもないでしょうが、
ちょっとあやしいですね。
どちらかというと家庭では朝!?でしょうか。
家庭で「晩御飯」イメージの
強いたまご料理って、
親子丼とオムライスくらいかもしれません。
パンと同じく、
朝と夜のギャップが不思議な食材ですね~。
でも、晩御飯でたまごが
食べられていないわけじゃないんです。
思うに、
「たまご料理を食べる」ことと
「たまごを食べる」ことって
違うと思うんです。
たとえば揚げ物
衣をつけるのに卵を使います。
チヂミ・ゴーヤーチャンプルー、
カルボナーラとか
マヨネーズだって生の卵黄ですが、
たまごを使った晩御飯の一例です。
でも
これらは「たまご」を食べていても
「たまご料理」を食べている
わけじゃないですよね。
この事から思う事は2つあります。
➀「外食ではたまご料理も夜好んで食べられる」
ということ。
居酒屋さんにいけば
出汁巻き玉子を食べますし、
スコッチエッグだって
英国で「最高のビールのつまみ」
として認定されるくらい定番です。
単価もとれ見栄えも良いので
温玉のせの料理もたくさんあります。
なぜかレストランでは夕食でパンを楽しむように、
外食では積極的にたまご料理をオススメすると
家では食べない「非日常感」となって
ウケる部分が大きくなります。
②家庭でも晩御飯にもっとたまご料理をたべてほしい!
パンのお話とおなじく、
家でホッとくつろく「楽しみの食」として
夕食でたまご料理の比率が上がる事が
たまご文化をすすめていく事になる
そう思います。
家庭でステキなたまご料理を楽しむ下地を
どれだけ作れるか…
ここも、たまご屋としての僕のチャレンジです。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。