こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
『甘辛くこってりとした関東風、甘みがなく、だしをきかせた関西風、玉子焼きは地方色あり、家庭の味ありと好みが分れます。』(2004.4.24朝日新聞)
これは古い、
朝日新聞に載った文章の一部です。
玉子焼き、たしかに好み分かれますよね~。
甘い玉子焼き・だしたっぷりの玉子焼き
しょうが味・・・
お弁当の時だけ甘くするなんて
ご家庭もありますよね。
この記事文のように
地域によっての差・家庭によって
の玉子焼き好みの差って確かに
あるんですが、最近は、
「どっちも好きだなあ。」
「どっちも食べたことあるけど
どちらかと言うと甘くない方が好き。」
みたいな人が増えてきました。
どちらの味も経験があって、
両方楽しんでいる、
という方も多くなった印象で、
もはや地域差、というカンジ
では無くなってきている
気がしますね。
いくつか理由がありまして、
全国チェーン店などによって
地域関係なく同一メニューで
提供されたり
ネット経由でレシピが共有
されていることも一因だと
感じます。
そして、大きな要因のひとつが、
コンビニの弁当とお惣菜
です。
全国シェア上位のコンビニ総菜
について調べた研究論文があるのですが、
『玉子焼き・から揚げは、年間通じて
売られているにもかかわらず、
量や価格、コンセプトやレシピが
頻繁に変更されている。』
ということが分かっています。
お弁当などの展開に合わせて
「お寿司屋さんの玉子焼き」とか
「おかあさんの玉子焼き」
「だしが活きるたっぷり玉子焼き」
みたいに、どんどん名称を変えることで
新商品として売り出して、
消費者を飽きさせない工夫が
されているんですね。
これは、なかなか面白いです。
飲食店さまでも
この味ひとすじ
の変わらぬ味
自慢の逸品
としての玉子焼きは
もちろんめちゃくちゃ
素晴らしいのですが、
ときどきで変わる玉子焼き
というのも繁盛フックになる
メニューの魅力がある
ということです。
いろんな玉子焼きの味を食べてみたい
家庭では食べられない味を。
というニーズは結構大きいのでは
ないでしょうか。
◆なぜコンビには玉子焼きを推す?
コンビニ業界で、
からあげや玉子焼きが
頻繁にコンセプトを変えながら
売られ続けているのは
それだけ好きな方が多い、
ということと、さらに
粗利が取りやすい
というのも大きいのです。
・玉子焼きは訴求力がある
・味のバリエーション付けやすい
・お客様も興味がある
そして利益率が良いとなると…
じつはとても重要なメニューです。
ぜひ、あなたのお店でも、
季節折々や地域の玉子焼きを
とりこんで、わくわくする
利益の取れる人気メニューに
してみませんか!?
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。