こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
海外のニュースで、
イスラエルのある養鶏場さんが、
タルムードを卵に印字して販売し、話題になってます。
“In Israel, a chicken farm released special-edition eggs to mark egg-related Talmud study milestone ”- Jewish Telegraphic Agency
タルムードはユダヤ教の聖典のひとつで、
ユダヤ教徒が守るべき事が事細かく記されたもの。
生産性やコミュニケーションの取り方など、
現実的な成功につながる内容も多く、
ノーベル賞受賞者・世界長者番付のトップに
ズラリとユダヤ系の人が並ぶ要因の一つが、
このタルムードだとの声もあるんですね。
イスラエルでは
このタルムードを一日一ページ、7年かけて学ぶ
そんなプログラムがあるそうで、
ヘブライ語で「卵」を意味する
「Beitzah」というタルムード経典部が終わったことを記念して
その一節を記したたまごを販売したんだとか。
僕たちがいる四国は
空海さんゆかりの場所なんですが、
たとえば般若心経をたまごに印字する
イメージでしょうか?
もっともユダヤ教とちがって
仏教の経典に卵は出てきませんが。
イスラエルって日本と似てまして
めちゃくちゃ卵好きなんです。
国策で10年ほど前から
統計発表をやめちゃってますが、
公開していたころは、
日本と並んで世界トップクラスのたまご消費量でした。
なるほど、
国民の関心が高い食材をPRの場にする
…というのは理にかなっているともいえます。
同じ様に、日本でも
たまごの殻を活用するのは
効果が大きいのかも…!?
僕たちはたまごを届ける前に、
「産まれたまま」のたまごを
安心安全な「商品」にする必要がありまして、
そのためにいろんな機械を使っています。
そのひとつに、
「印字機」があります。
『可食性インク』というもので
卵に直接文字が書けるんですね。
ふだんはこんなカンジで
一部のたまごに
“数字”を印字していますが、
たとえばイベントなんか向けに
「文字」を入れられます。
たとえば
令和元年のスタートの際に、
地元スーパーチェーン店さんとの企画で
「祝!令和おめでとう!」
の文字を入れてメッセージ商品にしたことがあります。
たとえば、
おなたのお店の周年イベントで
たまごに感謝メッセージを入れたり、
結婚式のお祝いに
お名前などメッセージを入れて、
なんてこともできます。
こういう「たまごへの印字」って、
ほぼすべて「パック商品」のためなんです。
僕たちは
大きな箱詰めする業務用の鶏卵でも
印字対応できるような
ライン導入をしてるのですが、
かなり珍しいそうで、
メーカーさんいわく
業務用で印字たまごを出せる選別ラインは、
「少なくとも中四国ではほかに無いですね。」
と言われました。
図らずもレアな対応ができるようになってますので、
ぜひあなたのお店のアイデアで、
面白い企画を一緒に考えられましたら
ワクワクしますね~。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。