本日は、世界の状況と決意などを。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
子供の夏休み、ついに終わりましたね。
コロナでどこもいけない分、
息子と川で泳いだり
まいにち虫取りをしたり
なんか昭和みたいな生活を
満喫してました。
さて、そんな「虫」が話題です。
コオロギフード。
次世代たんぱく源としてパンやせんべいなどの商品が
敷島パンや無印良品と組んで次々と登場しています。
実際にメニューに導入した
飲食店さんも話題になっていますね。
地球100億人時代を救う
未来の食材
ということですが、
卵や肉でも
同様の事が提起されています。
それは、
「植物性100%のたまご」
米国にあるハンプトンクリーク社は
植物性素材だけで作られた
「植物卵(ビヨンドエッグ)」を使用したマヨネーズやクッキーを数年前より販売し、話題となっています。
(この会社はビルゲイツさんが出資している事でも話題となっています)
他にもいくつかの会社から植物卵がスタートしていまして、
味はともかく、
コレステロールゼロ、
そしてコストも本物よりずっと安い!
のだとか。
そりゃそうですよね。
鶏を飼うコストがいらないわけですから。
あと卵アレルギーの心配が無い。
こういった植物卵や植物肉が
単なるキワモノ扱いじゃなくって、
全米3万か所で販売され、
マクドナルドなどの大企業の
定番メニューに採用されているんです。
日本でも、つい先日キューピーから
植物性たまご代替品「HOBOTAMA」
という商品が出て、話題になっています。
ここから何が言えるのかと言いますと、
僕たちの提供する、
ニワトリさんから生まれる
本来の「たまご」は、
「あえて選ばれる」
時代になるということ。
現在の「植物性卵」は、
黄身と白身の丸い「卵」
ではなくって、乳黄色の液状で
炒めてスクランブルエッグ
なんかになる仕様です。
当初は、
牛乳に対する「豆乳」みたいな
単なる趣味嗜好として
広がってくるでしょう。
ただ…今後は、
“植物性”の方がスタンダードに
なる可能性だってあるんです。
本来、人も食べることができる穀物を
いったん動物に食べさせて
卵や肉を生産するのは、じつは
カロリーのロスが大きいのです。
30年後には人口が100億人を超える
とも言われますが、そのときは
ニワトリさんに食べさせている
場合じゃないかもしれません。
すると、
今のように世界に110億羽の
ニワトリがいる世の中から、
30年後は
「鶏生まれのたまごを食べてるの?
めずらしいわね。」
なんて言われる時代が来るかもしれません。
そう考えると僕たちは、
いまのうちに、
なぜ、あえて“鶏卵”なのか。
なぜ、あえてウチのたまごなのか。
あえて選ばれる理由を
ハッキリさせておかないと、
いずれ業界ごと消えてしまうかもしれないんですね。
葉巻、ってあるじゃないですか。
100年前はみんな吸ってましたが、
タバコならともかく、今は
街中でまず見かけませんよね。
ほぼ絶滅、と言ってもよい存在です。
でも、いまなお高級品として
残っている理由は、
・肺に入れずに「香りだけ」楽しみたい人のため
・「仕事の合間の一本」じゃなくて一本で一時間!ゆったりした時間ごと楽しむため
こんな存在だからです。
「ゆったりしたい人」にとって
無くてはならないから。あえて選ばれている。
むしろタバコの方が激減していってますよね。
ぼくたちの卵も、
美味しさと健康
そして繁盛にとって、
「非日常」
「新たな食の思想」として、
あえて「鶏さんのたまごだから伝えられる」
価値づくりを、精進してまいります。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。