小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

たまご全般コラム 記事一覧

tailsoup_egg2014-03 (1).jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
天気の良い日が続いていますね。5月には遠足、日曜日に行楽でお出かけする方も多いのではないでしょうか!?
さて、本日は「お弁当の玉子焼き」のコツについて。

(1)だし巻きたまごのコツ
出汁たっぷりの美味しい玉子焼きは、すぐ食べるなら良いのですが、お弁当にすると水分がでてきちゃいます。こんな時は「麩(ふ)」の出番です。 荒く砕いて卵を溶いたときに混ぜておくと、結構だし汁が入っても大丈夫です。 僕もやってますすが、ビックリするほどうまくいきます(^^)

(2)甘いほどふんわり!冷めても美味しい玉子焼き
これは先日ご紹介しましたが、いつもより気持ち多めに砂糖を入れてやることで、冷めてもふんわりとして美味しい玉子焼きができます。 砂糖には玉子たんぱく質の変性を抑える効果があるんですね。 砂糖を入れる・入れないで、なんと15℃も固化温度が変わります。また、冷めると砂糖の甘みを感じにくくなりますので、朝ごはんと比べてちょっとくらい甘目にした方が「ちょうどいい」と感じる味になります。

(3)切り方のコツ・・・!?
また、包丁をコンロなどで熱してから切ると、柔らかい玉子焼きでも、キレイにスパッと切れます。(※包丁の種類・温度などにもご注意ください) 

以上、お弁当の玉子焼きのコツでした。ぜひ美味しいお弁当で、笑顔いっぱいのお子さんの顔が生まれますこと、期待しています!(^^)ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2014年05月7日

1_2tamago_1.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

「たまごの科学」(星の環会)という本を読んでいたら、

「ひとつの生卵を1/2に分けるにはどうしたらいいか?」

という項目がありました。

そう、実はこの「1/2たまご」というものは、お菓子やクッキーにハンバーグなど、色々なレシピで出てくるんですね。コレ一部の主婦さんにとって非常に悩ましいものだったりするようです。

ひとつは「どうやって分けたらいいのか?」もう一つは「残りの2分の一をどうしたらいいのか?」という点頭を悩ませるわけです。

ちなみにどうやって分けるのか?というと、答えは

「たまごを割ってよくかき混ぜてから、半量ずつに分ける」 です。

なーんだ。

と、判っちゃったら当たり前の話ですが、やったことない人には一種のとんち、というか黄身と白身をどうやって半分にすればいいの・・・・・・、などと非常に混乱を招く表現ではあります(^^;)

1_2tamago2.jpg

さてさて、もうひとつの問題、「残りの半分をどうすればいいのか?」という問題ですが、やはり半量の普段レシピを見つけるのが早いです。

・かきたま汁

・スクランブルエッグ

・もやしの玉子炒め

などが、手軽でグッドです。量が少なめでも何とかなるメニューでもありますし。

また、最終手段として、「よく混ぜた卵液は冷凍できる」んですね。

冷凍して、どこかのタイミングで使ってしまうのも良いアイデアです。

ぜひ「たまご半量」ライフを楽しんでくださいませー♪(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2014年04月28日

2014-04-14 09.51.51.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。当社の駐車場には、桜の木とモミジの木があるのですが、両方が同時に色づいていてなかなか不思議な光景になっています。

調べてみると、もみじは、芽吹いたばかりの新芽を紫外線から守るために赤く色づくことがあるそうで、生命のすごさを感じますねー(^^)

と、こうフェイスブックで書いたところ、同業のMさんからご指摘いただいて初めて気づいたのですが、「さくら」と「もみじ」っていうと実は、卵の業界では非常に有名なキーワードなんですね。

日本にいる卵を産む鶏の9割以上はもともと外国から来た品種なのですが、5%ほど、日本の中で育種をされてきた鶏がいます。その純国産品種が「さくら」と「もみじ」という名前なんですね。

また、赤たまご、それから桜色のたまご、これらを「もみじ」と「さくら」のイメージになぞらえる事も、たまご業界では多いです。

2014-04-18 14.03.21.jpg

まったく気づかなかったのですが、もしかして先代は意識して隣同同士にこの木を植えた・・・?んだったりして。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2014年04月18日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。 今週のジャンプ掲載の「こち亀」で『ピッタリゲーム』という遊びが紹介されていたのですが、その中で「世代別に差があるもの」の代表として「玉子料理」が挙げられていました。

kotikame201404.jpg

みてのとおり、30代「目玉焼き」、20代「ふかふかオムレツ」、30代「半熟たまご」となっていました。 実際のところはどうなんでしょう!?

◆たまごの統計調査だと・・・
少し古いデータですが、7県世代別1111人にたまご料理の嗜好性を調査した論文があります。(New Food Indastry2002vol.44)
これによると、「どんな玉子料理が好きですか?」という質問に対して、若い人ほどオムレツを好み全世代平均15%に対して20代では23%、また60代は玉子焼きが大好きで約半数の50%が挙げています。玉子焼き好きは全世代平均でも40%とダントツなので、意外と共通して玉子焼きを挙げるかもしれません。

ただ「よく食べる調理方法」では目玉焼きがトップでしたので、「こち亀」の例と絡めるならば家庭で毎日の料理を食べる事が多い30代は目玉焼き、一人暮らしで外食が多い20代は、コンビニやレストランでメニューに上りやすいオムレツがイメージしやすいかもしれませんね。そういう意味ではイイところを突いていると思います。

私は30代後半なのですが、玉子料理のイメージが「目玉焼き」というのは同意ですねー。(^^) 両親が忙しかったこともあってか、一番食べたのが目玉焼きだったんですね。 世代的にはそういう人が周囲にも多い気がします。

なんにせよ、色んな多様性がある玉子料理、皆さんの身近に感じてもらえる事が、とってもうれしいです。(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2014年04月17日

tamagoaiueo2014.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

春休みに入り、平日でも楽しそうに遊ぶ子どもさんを見かけるようになりました。

さて、都立動物園や水族館で巡回展示をしていた企画展「たまごのあいうえお」が、いよいよ上野動物園で最終展示中です。

この「たまごのあいうえお」は、

「あ」→ 「ありがとうたまごコーナー」として、日本人の好きなたまご料理や、世界有数の卵好き民族であることなど含め、身近なたまご知識の紹介をしています。

「い」→ 「いのちのたまごコーナー」として、驚きの生命の秘密を紹介

「う」→ 「うまれるたまごコーナー」として、実際にふらん器で卵を温めてヒヨコになるまでをその場で観察する、命の誕生について学ぶ場です。

「え」→ 「えになるたまごコーナー」として、ニワトリさんだけじゃなくスズメやウズラにダチョウ・ペンギンなど色んな模様や形の卵の紹介があります。

「お」→ 「おすすめたまごコーナー」として、巡回している動物園水族館とっておきの卵をいろいろ紹介しています。

……ということで、あいうえおの順にのっとって卵の色んなワクワクを知ることができるイベントなんです。大喜利じゃないですが、ウマいこと言ってますねー。

kachouenntamago_pic2014.jpg

上の写真は神戸花鳥園の卵展示ですが、こうして卵を一覧で見ると面白い違いがいっぱい。

卵は身近にあって実感しやすい、「生命の始まり」の姿ですから、ぜひお子さんにワクワクしながらその神秘の世界を体験してもらえたら最高です。

恩賜上野動物園 西園動物園ホール1階で開催中、来月の14日までだそうです。ぜひ春休みにお子さんとお出かけになってはいかがでしょうか!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:4園巡回企画展「たまごのあいうえお」開催【イベント情報】|東京都http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2013/11/21nbr203.htm

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2014年03月28日

egg_standhing_many.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

本日は春分の日。

古代中国から伝わる、「たまごが立つ日」です。

『昼と夜の長さが等しくなる時には、地軸が太陽に対して垂直になり特殊な安定した重力場が発生する。太陽と地球の重力がほどよくバランスを取ることから、この日だけは、たまごを立てることができる。』

・・・・・・と、まことしやかな都市伝説があるわけです。欧米で。

実際にこの日になると、フェイスブック上やツイッターなどに多数の「できた!」という報告が挙げられるんですね。

実はこの「卵立て」というワザ、一年中いつでも可能です。

たまごの表面はツルン!としているように見えますが、ミクロの凸凹があります。 その内の3つの突起を基点にしてそーっっと置いてやると、ちゃんと立つんですね。 自分でもやってみましたが、5分もあればできます。

ちなみにそこから派生して「春分の日にはホウキも立つ」という伝説にもなっていまして、これまたツイッターなどでホウキ立て画像がたくさんアップされています。

 

broomstickstanding2014.jpg

これまた卵とおんなじで、「根気よく頑張ればいつでもホウキは立つ」んですね(^^;)

なぜ卵とホウキなのか?というと、

身近にあって誰でも試せる。でも普段決して根気強くやろうとはしない行為」という条件にピッタリ合致したからだと思います。

「通話中の携帯電話2台でゆでたまごができる」という都市伝説を以前ご紹介しましたが、これも上の条件に合致しているから広まったんですね。

なにはともあれ、たまには世事を忘れ、「ホンマかいな?」と卵立てをやってみるのも集中力アップと気分転換に良いのではないでしょうか?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:たまごのソムリエ日記-たまごの都市伝説一覧

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2014年03月21日